普段使いできる上質な鞄を求めて
私も50を過ぎまして…ようやく自分の持ち物を「どげんかせんといかん」と考え出し…(遅すぎだろ!)
男性って,ちょっとした移動,ショッピング等,
「財布とスマホさえあればいいや」
という考えで,あまり鞄などには関心が無い方も多いのでは?
私のその口でしたが,最近年をとってから次第に行動範囲が広がってきた面があり,イヤホンとDAPをもって外に出かけたり,お気に入りの場所で読書がしたくなったり,それこそ最近購入したMacBook Pro(Late 2016)でどやってみたかったりと,そのときの気分のグッズを入れて楽しむ鞄が欲しいと,以前から考えておりました。
また,
「どうせ買うなら,いいものを。どうせ老い先も短いんだし!」
と,なぜか最近思いっきりもよくなったりして…実際,身体が動かなくなってから金を使ったって,何ともなりませんよね。
「ここから10年,20年が,もしかすると人生の愉しみ時かな?」
という考え方の変化もあり,最近ちょっと散財気味なオヤジと化しております。
そこで目を付けたのが,以前から気になっていた「土屋鞄」さん。
私は趣味で自転車もやりますので(といってもロードバイクには手を出さず,ちょっとお高めのクロスバイクで数十キロを走るくらいですが),メッセンジャータイプの使い勝手の良さが大好きなのですが…見つけましたよ。良さそうなものを!
ユニックリベルタ 2wayトート
この鞄,トートとショルダーの中間に位置するタイプですね。持ち手は短いのですが,ショルダー用のベルトも付いていて,長さを調整することでメッセンジャータイプのように交差させて肩に掛けることもできます。
ねっ,なかなか珍しいタイプでしょ?このベルトは,そのまま外に垂れさせてもいいアクセントになりますし,バッグ内部に収納することもできるようなつくりになっています。
ショルダーにしても,トートにしても,男性って,いわゆる「肩掛け」がしっくりこないという人,多いんじゃないですかね?
「ずり落ちる!」
「落ち着かない!」
なんていう理由で。そんな時に交差掛け。ありなんじゃないでしょうか!
ベルトを収納すればビジネスにも使えますし,ベルトの使い方によって結構ラフにも使えそう。なんと柔軟性のある鞄なのでしょう。正に本ブログタイトルにもある「カスタム」感満載の品です。
いい鞄って,見るだけで分かるんですね!
私,このような高級鞄は初体験でして,初めて持ったときには手が震えたのですが,いや〜,違うものですね。普及帯の価格の鞄とは。
まずは革。見ているだけで,「張りがある」のが分かります。もちろん革そのものに厚みがあり,品質もいいのでしょうが,ただ厚いだけでなく,加工の過程で手間暇を掛けているのが伝わってくるのです。「見ただけ」で。
さらに,革の寸法取りの正確さ,的確でバランスの考えられた縫製の仕方が,それを確固たるものにしていることも分かります。四方の「ラウンド感」などは,本当に計算され尽くされている感があり,ただ単に品質のいい革を頑丈に縫い付けただけではない感覚がびんびんと伝わってくるのです。
そして革そのものの艶。光沢がある深いブラウンの色。十分に油の染みこんだ光沢。これらが,革の厚みと相まって輝いているようです。
エイジングが愉しみ!
これから使っていくことで,革の状態,鞄全体の風合いがどのように変化していくのか,非常に楽しみです。
次回は,この鞄の細部につくりについてお伝えしたいと思います。