Galaxy S8/S8+ ついに発表
ついに発表になりましたね。Galaxy S8/S8+。
最近では,Appleお得意のあっと言わせる「飛び道具」的な発想は,Samsungに持って行かれているように感じます。
まあ,スマホ自体,基本的な性能は十分に成熟の域に達しているかと思いますので,後は付加価値面。iPhone7で機能的には満足ですし,iPadやMacとの連携のメリットを享受している身としては,おいそれとAndroidへの移行できもしないのですが,それにしても,Appleに「先進性」「斬新さ」を求めてしまうのは私だけではないはず…
今回のGalaxy S8/S8+には,かなり気になる機能も盛り込まれていました。
どんどん縦長に…画面大型化の弊害
画面は,Samsungが「Infinity Display」と名付けた1440×2960ピクセルのSuper AMOLED(有機EL)ディスプレイ。
特徴は画面のアスペクト比を9:18.5にしたこと。
「映画でよく用いられる21:9の映像を見る際に黒帯(非表示領域)を最小限に抑えられ、16:9の映像も違和感なく見られるから」ということのようです。
まあ,画面大型化の波を避けられないのはよく分かるのですが,やはり普段使いを考えると,
「大きけりゃいい」
ということではないはずなんですよ。iPhone7Plusのようなファブレットと,iPhone7のような片手で無理なく使用できるスマホとでは,そもそも使用意図が違うはずですので,普通のスマホには自ずとサイズの限界がやってきます。
そこで考えられたのが「9:18.5」というアスペクト比なんでしょうが,皆さんはどう思いますか?
私は,iPhone4sからiPhone5に移行したときに,大きな違和感がありました。私たちが求めているのは,縦長サイズの大画面なんでしょうか?少なくとも私は違うんですけど。
「片手でしっかりと握ることのができる」という命題があるからには,物理的に本体の横幅には限界が出てきます。まあ,あとは縦長にすれば,どこまででもサイズアップはできるのでしょうが,どこに着地点を置くのか,しっかりと見極めてほしいと考えます。
また,iPhoneにしても,
「物理ボタンをなくして,その分液晶が伸びました。」
というのは困ります。縦持ちで使用する限りは,人間工学的にサイズアップの限界が来ているのではないでしょうか。
あとはベゼルレスとエッジ処理ですかね。しかし,Galaxyのエッジラウンド処理に,私は懐疑的です。店頭で触ったところ,使用感もよくなかったですし,反応も芳しくありませんでしたので。
iPhoneも今後,Galaxyと同様の進化をするのでしょうか?どこかで踏みとどまっていただきたい!
個人的な期待は「Samsung DeX(デックス)」
その他,認証システム等の新機軸があるようですが,個人的に期待しているのは「Samsung DeX(デックス)」という機能です。
これは,「別売りのクレードル「Samsung DeX Station」経由で外部のHDMIディスプレイと接続することで、デスクトップPCライクに使えるという機能」
のようです。
スマホの表示だけでなく,操作も大画面のモニターでできるなんて,かなり便利そうです。特にキーボードでの打ち込みが必要な事柄では重宝しそう。
MacやWindows環境とiOS機器が接続できれば,特に仕事で役立ちそうです。この技術,Appleでも採用していただけませんかね?
どう出る? Apple
Samsungは近頃の汚名挽回を狙って,ずいぶんがんばった感じがしますね。
問題は,これを受けてAppleがどう出るか…Appleらしく利用者に寄り添う形で,できれば斬新なアイデアを発揮してくれればと考えます。