見やすさと大画面が魅力のデジタルペーパー
12.9インチiPadProは,普段使いには「大きすぎる」と感じるほどの大画面を備えています。しかし,雑誌や書類の閲覧を考えると,画面の大きさは「正義」ですね。
9.7インチでは,雑誌の細かい字は厳しいものがありますし,ましてや見開き2ページでは非常にストレスを感じます。
しかし私は,通常の「液晶」で元々紙媒体のものを長時間読むのは難しいと考えています。発光による目への刺激が強すぎなのです。
特に,背景の「白」が邪魔なんですよね。
そんな折,こんな商品が発表されました。
以前あったSONY製の「Reader」が,ソニーストアでの販売を中止していたようなのですが,他の企業との合弁という道を探っていたのですね。
「Reader」は店頭でちらっとしか見たことがなかったのですが,こと字の読みやすさに関しては液晶と比較して段違いのものを備えていました。とにかく自然で,目の疲れがありませんでした。しかし,使い勝手やソフトの不足などの影響があってかなかなか浸透しなかったようです。また,サイズも小さめで,使用範囲が限定されていたように感じました。
しかし,今回発表された「DPT-RP1」は,13.3インチの大画面。PDFファイルをストレス無く閲覧できそうです。更に書き込みもできるようですね。
これまでの「文庫本代わり」という感覚では無く,使用方法の可能性も広がりそうです。
課題は値段とカラー化
しかし,いくら画面が大きくても,まだまだ課題は大きいですね。
まずは値段。8万円前後ということですので,ちょっと手が出しづらい…
また,やはり「白黒オンリー」というのは汎用性に欠けますよね。「E Ink」が若干発色性に欠けてもいいですから「カラー化」に対応してくれれば,電子書籍用として購入したいという方は多いのではないでしょうか?
そもそも「カラー化」は無理なのでしょうか? それとも技術的にまだ追いついていない部分なのでしょうか? 私は詳しくありませんので突っ込みきれませんが,もし可能なのであれば,がんばっていただきたいと思います。