本家アメリカでのiPhone使用状況は?
新製品が発売されるたびに行列が出来るなど,「新しもの好き」に支持されている印象を受けるアップル製品。本家アメリカでiPhone利用状況に関する記事が出てしました。
なかなか興味深いですね。
まず目に付くのが,順調な機種変更推移ぶりです。新機種に関して同じような割合で順調に機種変更が進んでいる様子が分かりますね。Appleの戦略がうまく機の要してるということでしょう。
また,ちょうどこの間のメイン機種であったiPhone6シリーズの割合が当然多くなっています。iPhone7が発売された後の12月でもあまり新シリーズが増えていないですね。私なんかは,
「どうせ2年しか使えないのだから是非とも発売日当日に手に入れたい」
ていう考え方なので,ちょっと意外な感じましました。これ,日本ではどのような割合になっているんでしょうかね?
古い機種を使い倒している層も
また一方で,iPhone5シリーズを未だに使用している層が結構存在しており,多様性を感じます。
日本では,大手キャリアによる2年単位の契約でほぼ機種代金が無料に近い形になる割引が浸透しています。格安SIMに乗り換えるのでなければ,2年後に新機種に機種変更しない理由が見つかりません。
アメリカの事情に詳しくないのですが,キャリアとの契約状態が日本と異なるのかもしれませんね。
日本では総務省による介入が盛んに行われていますが,消費者にとって安定した品質のサービスを受けることが最大のメリットです。現状の形がいいのか,それとも機種代は高くても通信費等が安い方がいいのか…我々も考えていく必要がありそうです。
機種代金高騰の流れにあって…
iPhone8の情報では,端末代金が10万円を超えるとのこと…高性能化したハイエンドモデルに関しては,今後も価格が上昇していく傾向にあるのもしれません。反面,そこそこの性能のAndroid機種と格安SIMという組み合わせを楽しむ方々がこれからますます増えていくでしょう。
私としては,テザリングを行うときにストレスを感じたくないので大手キャリアを選択したいのですが,格安SIMがもう少し信頼できる通信品質を達成してくれるのあれば考えが変わってくるかもしれません。
また,そろそろスマートホンの性能自体に関しては頭打ちの時代が来ていると思われますので,
「一世代前の機種を選択してお安く利用する」
という考え方が現実味を帯びてきているように感じます。これまでであれば,「新機種こそ正義」という考え方が主流だったと思いますし,実際に旧機種には出来ない魅力にあふれているモデルが誕生してきました。
しかし,先日あえてスペックダウンした「iPad」をAppleが新発売したように,「旧機種の処理能力で十分」という環境に変わってきているのです。
「新機種の付加価値のある機能にさほど魅力を感じなければ,あえて旧機種を選択する。」
という利用者側の選択や,
「キャリアを継続して旧機種を使い続ける場合には割引を行う。」
といったキャリア側の新たになフォローが期待できるようになればいいなあ…