「シムロック解除」緩和に伴って気になるシムフリー機,MMVOの動向
先日,docomoから,「スマホ一括購入時に即日シムロック解除へ対応」という情報が発信されました。自由度が上がるという点で利用者にとっては朗報ですね。
それに呼応するかのように,最近 MMVO関連の情報が多くアップされていましたので,2回に渡って紹介したいと思います。
「シムフリースマホ」の認知度は?
まずは一般における「シムフリースマホ」の認知度に関する記事から。
これを見ますと,意外に「内容理解度が低い」と感じるのは私だけでしょうか?
「シムフリーで料金が安くなる」ということは知っているものの,通信品質や信頼性の問題で「より深く理解したい」という意欲に繋がらない層が多いということなのだと考えます。また,私を含め,特に地方の方々やある程度から上の年齢層は「現状維持」が得策と考える傾向にあるようですね。私の住んでいる秋田県でも,「docomo」信仰が幅を利かせているような気がします。わたしは天邪鬼ですので,あえてdocomoを避けて利用していますが…
また,「現在利用している」という割合は一割に満たないのですね。これを多いと見るか,少ないと見るか…そんな中での利用状況を見ると…
やはりApple製品がトップですね。ここで注目したいのが次の2点です。
①iPhone7とそれ以外の利用率
②中華スマホの台頭
①に関しては,最初からシムフリー活用を狙って新製品を購入している層と,Y!mobile等の大手キャリアの運営するMMVOを利用して一世代前のiPhoneを購入する層との二分化に注目です。
もはや最新機種にこだわらないのであれば,一世代前の機種でも性能的には十分すぎるほどの力を持っているという時代になってきました。UQmobile,Y!mobileは,アピール次第で今後も利用者を増やすことができそうです。
②に関しては,楽天モバイル等の大手MMVOが競い合うようにして中国製,台湾製の高コストパフォーマンス機を導入していますので,今後ますますこの傾向に拍車がかかりそうですね。というか,「iPhoneか中華製か」の二択となり,国産品が駆逐されるのも遠くないのでは…と考えます。
選択の決め手は「料金」「通信品質」「速度」
かくいう私自身は,MacBook Pro,iPadを利用していることから,iPhoneからは離れられそうにありません。とすればあとはキャリアの問題となりますね。現在はauの20GBで契約していますので,料金以外は満足していますが,MMVOの通信品質や速度が安定してくれば,切り替えることは十分考えられます。問題はこれから先,それが可能かどうかということです。大手キャリアも,みすみす顧客を逃すような条件をMMVO業者に託すとは思われませんので…
次回は,MMVOの現状に関する記事をご紹介したいと思います。