HUAWEI P10シリーズ登場!
iPhone7を利用しており,フリーSIM,格安SIM等の利用歴がない私も,格安SIM情報には興味を寄せているところです。
そんな中,昨年,そのコストパフォーマンスの高さから一世を風靡したHUAWEIから,新機種P10シリーズが発売されました。
仕様を見てみると…
早速,中心モデルとなるであろう「P10」「P10Plus」の仕様を見てみると…
となっております。
これだけではどれだけの性能か分かりませんよね。そこでCPUのベンチマーク結果の資料を見つけました。以下の通りです。
…んっ,んっ…「A9」と同等ですか?
なんか,ちょっと微妙なんですけど…
何が魅力だったのか分かってたのかな? 問題は価格です!
え〜と,メーカーさん。P9のヒットの理由を分かっていたのかな?
P9は,低価格とそこそこの性能というバランスに,LEICAのレンズという付加価値が融合することで消費者に受け入れられたのです。そこに楽天モバイル等の格安SIMが更にうまく絡んだんですよね。
しかし今回はどうでしょう。絶妙なバランスが崩れているように感じます。その最大のポイントは価格です。
前機種「59,800円」→新機種「65,800円」(税抜)
この6000円は結構大きいと思います。この機種の購入層は「少しでも価格を抑えたい」という考えを持っているでしょうから。
また,「lite」であれば価格が相当下がりますが,この機種は同社の「ハイエンド」という位置付け。かなりの高価格です。ここまで価格が上がってしまうと,もはや「iPhone」「Galaxy」という選択肢も見えてきます。
これでもう少し性能が上がっているのであれば,十分に競合できると思われますが,この性能値では…
う〜ん,中途半端だと思いませんか?
最大の武器は「LEICAレンズ」,しかし…
そんな中でも写りが進化してという「LEICAレンズ」は最大の売り。
まあ,確かに魅力ではあり,このレンズめあてで購入する層はあるにはあるとは思いますが,あくまでもニッチな存在だと思われます。これだけの金額を出す訳ですから,カメラ機能だけで満足する層がそんなに多いとは考えられません。
しかも,バッテリーのもちに問題があるらしく,カカクコムではスリープ時にどんどんバッテリーが減っていくという報告もあるようです。
Android機のバッテリーに過大な期待はしていませんが,これ程の価格の機種で今時このような心配をしなくてはならないのであれば,なかなか購入に踏み切れないのではないでしょうか。
楽天モバイルで購入すると…
楽天モバイルでの購入モデルを見てみましょう。
期間限定の割引も適応になるようですね。
分割で購入するとなると,通話SIMの標準的な5GBプランで5000円弱。私がauで加入している20GBプランで7400円程度。
やっぱり思いっきり微妙ですね。特に容量が多くなるほどauとの差が狭まってしまいます。いや,こちらはiPhone7ですから,むしろauの方がお得に感じるかも…
まあ,キャリアの料金設定にもよるかと思われますが,このままでは前機種ほどの人気は出ないのではないかと予想します。
何かと話題になる中華スマホ。「上り調子一辺倒」かと思いきや,こちらはこちらなりに駆け引きが大事な時期になってきているのかもしれません。