iPhone8の売上げが伸びない…
iPhone8の発売からしばらく経ち,iPhoneXの発売まで秒読みです。
そんな中,「iPhone8」が売れないという記事が次々に上げられています。
理由は明らか! 挽回が効くか?
販売不振の原因は明らかですよね。以下の2点の集約されるでしょう。
①iPhoneXの発売待ち
②デザインの陳腐化
①に関しては,iPhoneXの売上げ次第では,これまでの売上げ不振を挽回できるチャンスが残っているといえましょう。
しかし,問題は「DepthCamera」等の歩止まり問題。「買いたい」というユーザーがいても供給量が絶望的に少なければ,Apple全体の売上げにも響いてくることでしょう。
iPhone8シリーズ+iPhoneXの合計で,これまでのiPhoneの売上げを充足できるようであればいいのですが,供給量の不足から売上げが下がってしまったのでは,企業としての戦略が誤っていることになります。
また,iPhoneXの人気が,本当にiPhone8の売上げ不足分に相当するだけのものなのか?
いずれにしても1年間の売上推移が全てを物語ることになりそうです。
②に関しては,
「そりゃそうだよな!」
という感じです。なんせ,iPhone6からデザインが変わっていないんですから。いくら何でも引っ張りすぎました。iPhoneXの供給が圧倒的に不足しそうだということは,iPhone8の発売以前から伝わっていましたし,iPhone8とiPhoneXの基本性能は同等だということも分かっていました。
もし,iPhone8のデザインが多少なりとも変更されており,「新しいiPhone」ということをアピールできていたのであれば,ディスプレイ性能やiPhoneXの外観上の違いにこだわらない人が積極的にiPhone8を選択する事例がもっともっと多かったのではないでしょうか?
性能面はさておき,いくらなんでもデザイン面での「陳腐化」が際立ってしまったということでしょう。
もしこのことが原因でiPhone8の売上げ低下を招いたのであれば,恐らくこの1年間のiPhone関連の売上げ自体は落ち込むことになるでしょう。つまり,①とは異なり「挽回」不可能な要因だということです。
iPhoneXが発売された後,新iPhone勢がどのような売上推移を示すのか…。
注意深く見ていきましょう。