なぜか使用比率が上がるAirPods
AppleWatchSeries3の購入後,主にワークアウト時に音楽を聴くためにという理由で遅々と購入に踏み切ったAirPods。
これまでにBeatsXとの比較などを通して,何回か話題にしてきました。
購入当初の,様々なイヤホンを試していた時期を経て,最近AirPodsの出番が非常に多くなり,自分にとって欠かせない存在になっていることに改めて気付きました。
今回は,その理由などを再考しながら,AirPodsの「よさ」について考えていきたいと思います。
まずもっては,接続の親和性・多様性
まず第一は,iOSデバイスを中心としたApple製品との親和性のよさですよね。
もちろんBLUETOOTHイヤホンですので,他のメーカーの機器とも普通に接続はできるわけですが,
「片側を外すだけで一時停止」
「そのまま電話やSiriの操作,対応が可能」
などという,同一メーカーがつくる利点を思いっきり発揮した使い勝手のよさは,同じW1チップを使用したBeatsXと比較しても一線を画すものです。
あえて不満を上げるなら次の2点。
①AirPods本体を通しての音量調整ができない
これ,何気に大きなウイークポイントです。AppleWatchが手元にあればそんなに不満はないのですが,それにしてもどうにかならないものでしょうか?サードパーティー製の似たようなデザインのイヤホンでは,「うどん部分」を上下に指でなぞることで音量調整ができるものも登場しているようです。「曲送り・戻し」とからめ,ぜひ第2世代では搭載してもらいたい機能です。
②接続に優先権を!
BeatsXと併用していると,AirPods使用時に接続先を聞かれたり,接続しているつもりがいきなりiPhoneから音が出たりということが結構あります。このあたり詳しくはないのですが,接続のタイミングによるものなのでしょうか?
ペアリングしているAirPodsを使用するときには,どのようなタイミングであっても優先してAirPodsと接続するようにしてもらえないものでしょうか?
やっぱり最強,装着性
ランニング等のワークアウトを考えた場合,その「外れない」「ズレない」という意味での装着性は最強です。
この点に関しては,「軽い」「完全コードレス」ということが影響していると以前の本ブログでも言及しました。また,カナル型のような圧迫感もないわけですので,運動の邪魔,ストレスにもなりません。強すぎます。
弱点は,「防水・防汗性」ですね。「うどん部の最下部」が金属のフレームやネットになっているため,夏場の汗が出るような場面では,錆び付くことが心配されます。
実際,昨秋に1回緑青のようなものが浮いてきたことがあります。それ以降,必ずワークアウト後には布で拭くようにしていますし,定期的に防錆スプレーの液を塗りつけています。
こちらも第2世代での対応を!
何気に十分,遮音性
以前は最大の弱点と考えていた「遮音性」なのですが,利用しているうちに,
「これで十分なんじゃない?」
と考えるようになりました。
もちろん外部の音は入ってきますし,騒音の中では使う気にもなりませんが,日常のワークアウト時(大通りの車の音はかなり気になりますが),Cafeや家の中のテレビの音などはさして気になりません。
結構音が耳の近くで鳴っている印象を受けます。これ,カナル型のように耳穴に突っ込んで使用するイヤホン以上と感じることがありますので,音の共鳴の仕方が上手なのかもしれません。
個人的にはこの部分がクリアされたことでAirPodsの利用頻度が高くなったという印象が強いです。外部の音が我慢できない状態であれば,BeatsXで完璧。更に音質を求めるのであれば選択するイヤホンは有線のものとなります。
使い分けの理由がはっきりとしてきました。
「ながら」に最適な音質
私,EarPods時代から,Appleのイヤホンの音には不思議に魅力を感じていました。
Appleデバイスで聞くと,実に自然で素直な音がするんですよね。iPadでYouTubeやドラマ映像などを観る際には,話し言葉等も非常に聞きやすく,最強だと感じています。
音質的にはその遺伝子を受け継いでいるAirPods。もちろん突き抜けた音質面でのメリットはないのですが,「素直さ」と「そこそこ感」により,全く耳が疲れることがありません。長時間聴いても,ある程度音量を上げてもです。
だからこそ,ワークアウトしながら,デスクワークしながら,本を読みながらといった,「ながら時」の活用ができるのです。どうしても一番先に手にしやすいんですよね,AirPods。
いかがでしたでしょうか。
やっぱりAppleって,人間工学,行動学等の検証をしっかりした上で商品開発を行っているんだなあと考えざるを得ないなあ,と今更ながら感心しています。

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