あれほど不評だったのに…ノッチデザインだらけの現状
iPhoneXの登場が噂になり,「ノッチデザイン」が明るみに出ると,そのデザインに関して,
「醜い」
「品がない」
という意見が浴びせられましたし,Appleがノッチを採用したこと自体についても,
「節操がない」
と言われました。
しかし…
今や,そのノッチデザインが主流となっているのも事実。そんな疑問を提起した記事を見つけました。
なぜかくもiPhoneに関する技術や考え方は「パクられる」のか?他のメーカーの節操に無さにげんなりです。
ノッチ採用に大義名分があるApple
そもそもノッチに関しては,
「せっかくの大画面を採用しているのに,その一部をあえて切り抜くなんて…」
という,デザイン性への否定が多かったように感じます。
確かにまあ,「あえて」採用するにしては見栄えはいいとは言えないでしょう。「気になる」「気にならない」という考え方は別にしても。
では,Appleはなぜノッチを採用したのか。それはもう皆さんがご存知ですね。「TouchIDからFACEIDへの移行」のためです。
まあ,FACEIDに関してはその融通性について大きな問題点もあるようですが,Appleはセキュリティを重視して,大きく舵を切ることに決めました。
そう,そこには「必然性」「大義名分」があるわけです。
この裏側には,
「デザイン性を損なっても,安全性を優先する」
という,固い信念が見え隠れします。購入側としても,その考え方に賛同するのであれば,積極的に購入する要因ともなるメーカーの土台となる部分での話です。
しかし,他のメーカーはどうでしょう。
記事内には,他のメーカーも,
「自分たちもノッチデザインについては数年前から考えていた」
と述べていることが紹介されています。
いや,これ信用する人は誰もいないでしょ? また,百歩譲って考えていたにしても,iPhoneXが無ければ今の現状には絶対になっていないはず。やはり,
①Appleの確固としたアイデンティティー
②新しい操作方法,インターフェイスへと先陣を切って舵を切るだけの高い技術性
を感じさせられます。
あっ,ちなみに,「ノッチ」をiPhoneX以前に採用していたモデルとして,「AQUOS S2」「EssentialPhone」のことが紹介されています。私,この事実,知りませんでした。両機種の画像がこちら。
これ,iPhoneXのコンセプトとは全く異なりますよね。画面を広げるためにただ単にカメラレンズをはめ込んだだけ。デザイン性にしても,機能性にしても,「FACEID」といった必然性のあったAppleとは比較できないと感じます。
「パクリ」って,防げないんですかね?
以前は,SamsungのGalaxyも,「iPhoneのパクリ」と揶揄された時代もありました。また,実際にそう感じさせるデザインや機能性を伴っていました。
それ以降も,iPhoneやiPadで標準化されたデザインや操作法,機能が,次々とAndroidに採用されるという例が後を絶ちません。
これ,なんとなからないものですかね?
まあ,技術的な特許ではない面もあるのでしょうが,アンドロイド勢の節操の無さには正直吐き気がします。最近では特に中華スマホですね。今年の「ノッチ攻勢」で,その思いが限界点に達した感じです。
まあ,それだけiPhoneの影響力が強いということなのでしょうが,規制はできない種類のものなのでしょうね…。
また,考え方によっては,
「アンドロイド勢にどんなに真似られても,常に先頭を切るだけの自信と探究心がAppleには備わっている。」
ということなのでしょうか。
だとすれば,Appleに課せられた十字架は,相当に重そうですね。