MacとiOSとの連携はお預け…
今回もWWDC2018から見えてくるAppleの今後を考察。
派手さよりも「ユーザービリティー」をとったiOSに関しては以前に書かせていただきました。
しかし,MacOSに関しては,iOS以上に地味な進化となりました。
今回注目されたのは,iOSとMacOSとの連携についてです。
以前から,iPhoneでできることをMacでも…という観点で,OSレベルでの統合が噂されていました。しかしこの点に関してははっきりと「NO」という言葉が出ました。もちろん,今の段階ではということかもしれませんが。
しかし,「アプリレベル」での連携といいますか,iOSアプリをMacに「移植」するという観点での「連携」は意欲的に進められるようです。
まあ,使い勝手が向上する分に関してはいいことですが,「画期的な何か…」にはなり得ませんよね。
個人的に注目するのは「ダークモード」一択です。
iPadのYouTubeも,ダークモード対応になってからはこればかり使っています。やはり,目の疲れ具合が違いますよね。
Macを使用する場合は,LG UltraFine 5K Displayに接続しての大画面での使用が多いので,これまで以上に大いに期待しているところです。
Macに関しては,スマホと比較しても相当「枯れた」存在になっているわけで,そうそう「新たな」変化は起こるべくもないのですが,それにしても面白みがなかったかな?
1つ救いだったのは,
「Macの手書き入力化はない」
という言質が取れたこと。
「腕を垂直に仕手の入力は人間工学的に問題がある」
という内容の発言があったようで,これに関しては私も当ブログで繰り返し訴えてきたことです。
Appleの姿勢に大賛成。
AppleWatchがますます生活の中に溶け込む!
WatchOS5に関しては,大きな変化を遂げるようですね。
今まで以上に,「自然に」使えるAppleWatchへと進化を遂げるようです。
実際にAppleWatch3を使用している身として期待したいのは以下の点です。
①ワークアウトの自動検出
ワークアウトを始めたはいいが切り忘れて延々とワークアウトアプリが動いていた…なんてことはよくあるのではないでしょうか?
バッテリーが思った以上に減っていてドキリとして初めて気付く…という感じですかね。
これらが自動で行われるのであれば,本当に生活の中に溶け込む機能として認知されそうです。
ちょっと心配なのは,別にワークアウト計測したくないのにいちいち計測するかどうか聞かれるような煩わしさがないかどうかという点です。
ちょっと身体を動かし始めたら「計測しますか?」などと聞かれる? う〜ん,だいぶ煩わしい。このへんの塩梅が問題ですかね。
②通知,コントロールセンターのカスタマイズ
新OSでは,通知のグループ化,管理方法などにおいて,かなり整理されるとともに,カスタマイズが可能となっているようです。これ,情報の垂れ流しにならないためにも相当重要な観点です。
また,コントロールセンターも,iOSのようにカスタマイズが可能になるとのこと。様々な自由が与えられるということは,OSの円熟味が増してきたということなのでしょう。期待です。
③文字盤の充実
「Siri文字盤」が強化されるなど,時計としての文字盤機能強化に期待です。
特に,「サードパーティー製文字盤」への対応が噂されていますので,この機能だけは絶対に搭載していただきたい。
以前にも書かせていただきましたが,純正の文字盤では,選択肢が少なすぎますし,「時計」として魅力的なものが殆どありません。Apple残念。
もしサードパーティー製のものが解禁されるのであれば,「時計」という点にこだわった文字盤が登場するのは必然です。アナログ表示で魅力的なものが出てくるといいなあ…。
④Siri「ショートカット機能」
iOS12の記事でも紹介しましたが,Siriの「ショートカット機能」に大注目です。
どうしても特定の言い回しでないとうまく反応してくれない「Siriさん」。どうもうまく伝わらなくてイライラすることが非常に多かったのは,私だけでしょうか?
自分だけの言い回しで,特定のアプリや機能が作動してくれれば…
個人的にはかなり使用頻度が増えること間違いなしです。いちいちiPhoneを取り出すことが大幅に減りそうです。
問題は,どの程度のカスタマイズが可能かという点ですよね。思い通りに扱うことができるのであれば,Apple Watchの魅力が更に浸透していきそうな予感がします。
創生期から実用期へ
どうやらWatchOSも,これまでの創生期から実用期への移行が始まりそうな予感がします。
果たして,この日本でウエラブル端末の認知がどのように進んでいくのか?
その鍵は明らかにAppleが握っていそうですね。