iMacのバランスよい性能で決断
「MacBook Pro(Late2016)+LG UltraFine 5K Display+Blackmagic eGPU」という体制でクラムシェルモード使用をしてきましたが,様々なトラブルから急遽2017iMacを購入することになった私。
その経緯と,予算面に関する考え方についてはこれまで書かせていただきました。
今回は,「性能面」から決断の理由を説明していこうかと思います。
その鍵は「バランス」です。
MacBook Pro(Late2016)と徹底比較
まずはこれまでの使用環境を考えてみると…
・Mac自体の基礎体力としては「MacBook Pro(Late2016)」でも我慢できる。
・グラフィックス性能が足りずに仮想化やBlu-ray再生などでトラブルがあったため,GPU性能のアップは必須
というところ。
「Blackmagic eGPU」を導入した際のベンチは以下のように,特にグラフィックス性能が爆発的に向上しました。(上から,MacBook Pro(Late2016)CPU,OpenCL,Metal)
グラフィックスに関しては,元々の数値が30000ほどでしたので,4倍弱も数値が上がったことになりました。
Mac本体のCPU性能は変わらないのですが,「Blackmagic eGPU」に接続した際は,画面の切り替えやブラウザの操作といった些細な部分でも「キビキビ感」が違っていましたので,かなりの効果があったのだと思われます。
ちなみにこのグラフィックス性能は,iMacの最上位機種のそれとほぼ同等のもの。グラフィックス性能だけでいえば,手持ちのMacBookProがiMac最上位機種と方を並べることになります。
そして私が発注したiMacは,27インチの中では最下位モデル。
もちろん予算との兼ね合いなのですが,私はその「バランス」を「よし」と捉えました。
以下に,iMacシリーズのベンチマーク結果を掲載します。(上からCPUシングル,マルチ,OpenCL)
※「Metal」の数値は発見できませんでした。
どうですか?
思ったほど,上位モデルと下位モデルの差が無いとは感じませんか?
MacBookPro2018に劣る部分もあるが…
まずは「シングル」。
単体のMacBook Pro(Late2016)よりも35%アップ。
次に「マルチ」。
こちらは70%以上のアップ。
しかも,デュアルコアからクアッドコアへと変わることで,これまでとは異次元の体感ができそう。
逆にグラフィックス性能に関しては,「Blackmagic eGPU」接続と比較すると3/4ほどにダウン。しかし,Mac本体での性能が以下のようですので,こちらと比較するとそれでも3倍強の性能アップ。
もちろん「Blackmagic eGPU」はすばらしいのですが,私の使用用途からすると,iMacのもので十二分。
逆に,CPUの性能がアップしたことを考えると,総合的にはかなり大きな性能アップへと繋がることが予想されます。
もちろん,先頃発売されたMacBookPro15インチ2018と比較すると,CPUベースで考えたときに,特にマルチでは50%ほど後塵を拝することになります。しかし,グラフィックス性能では40%ほどiMacの方が優勢。
私のMacBook Pro(Late2016)は,LG UltraFine 5K Displayと接続するとかなりの負担がかかって性能がガクッと落ちたのでが手に取るように分かるほどでした。
ですから,MacBookPro15インチ2018とiMac最下位機種とを比較した場合,恐らく「大画面に接続して使用する」ことを前提にすると,iMac最下位機種の方がトータル性能が相当高いと予想します。
まあ,ある部分でデスクトップがノート型に負けるという理不尽さを感じるとともに,次回のバージョンアップでは次世代のCPUが搭載されて大幅に性能が向上するということも予想されるわけで,「購入時期」という点でも決して「上手ではない」ことは重々承知しております。
が,やはり「Macは欲しいときが買い時」ということで…。
また,それでも納得できる性能面での「バランス」が備わっていたと考えています。
次回は,これで夢の「Mac2台体制」に移行することになりますで,今後の活用方法,乗り換えビジョンなどについて書かせていただこうと思います。