5G対応iPhoneが視野に
次世代高速モバイル通信規格「5G」というキーワードを耳にすることが多くなってきましたね。
現在の私たちの生活の中で「高速通信」が必要とされるのは,一般的に「WEB閲覧」「動画視聴」等のスマホ・パソコンを介して利用が殆どなのではないでしょうか?
これに対応するのが「4G」。
一昔前の「3G」と比較して,HD画質の動画をストレス無く観ることができるようになるなど,その効果は絶大なものでした。
しかし,今後はこの「高速通信」が,スマホ等だけに限定されるものではなくなってくるというのが「5G」の考え方の根底にあるようです。
なるほど,Appleが今後想定している「Apple Home」「Apple Car」を想定しても,その「通信量」が爆発的に増えるばかりでなく,それらが「瞬時に」伝達されなくてはなりません。
上記記事内のauの発表会で提示されたというスライドが,非常に分かりやすいものでした。
そして,この5Gに対応したiPhoneが,2019年〜2020年には登場するということです。
新技術に伴って価格上昇 そのからくりは?
そしてそのiPhone。価格がその新技術対応分として「2,300円」ほど上昇するのだそうです。
そのからくりは,
「5G開発に携わったQualcomm、Huawei、Ericsson、Samsung、Nokiaといった企業にライセンス料を支払う必要があるため」
だということです。
記事によると,それぞれの企業が,スマホ一台あたりのライセンス料を設定するのだということ。
また,それらを合計すると,iPhoneでは「2,300円」ほどになりそうだというのです。
まあなんといっていいか分からない,大人の事情ですね。
新しい技術が開発され,それらが私たちの生活をよりよくしてくれること自体は大変ありがたいことですが,当然のように私たちユーザーも対価を支払わなくてはならない…。
当然といえば当然なわけですが,
「結局このようにして,端末の価格がどんどんつり上がっていくのだな」
と,なんだかもの悲しい気分になってしまいます。