6.1インチiPhoneの分析から見えてくる致命的弱点
新型iPhone登場まで,正に秒読み。
今が一番ドキドキする時期かも。
さて,今年度のiPhoneはすべてがベゼルレス化,TouchID廃止の流れ出行くことはすでに周知の事実です。
また,有機ELディスプレイモデルの他,6.1インチの液晶廉価版モデルが新登場し,このモデルが最も売れるであろうと予想されています。
個人的にはその中途半端な筐体大きさゆえに,1年前から「存在意義が分からない」と繰り返し主張してきました。
もちろん今でもその考えに揺るぎはありません。
根強い「iPhoneSE2」待望論もある中で,特に日本では「Small iPhone」の需要はかなり大きいものがあると考えるからです。
そんな中,これまでの6.1インチiPhoneの情報をまとめた記事を発見しました。
そしてよくよく考えると,
「これ,致命的じゃないか?」
という点が浮き彫りになってきましたのでご紹介します。
一番の心配は解像度
まずは記事の内容を確認。
記事内では,以下の6点を「残念ポイント」として取り上げています。
①ディスプレイの解像度が低い
②バッテリー容量が少ない
③ストレージやRAM量が少ない
④Wi-Fiの通信速度が遅い
⑤カメラはダブルレンズではない
⑥発売は年末にずれ込む
皆さんはどのポイントが気になります?
私は,「①>>>>>>>>②>>>③④⑤>>⑥」といった感じでしょうか。
⑥はまずもってどうしようもないこと。製品自体の問題ではありませんから。
③④⑤は,廉価版という位置付けですし,分かった上で買うという部分でしょうから。
さて問題の残り2つは…
★「ディスプレイの妥協」はiPhoneらしくない!
これ,絶対許せないレベルじゃないですか?
「画面サイズ」ではなく,「解像度」ですから…。
これまでiPhoneは,その画面美しさにはとことんこだわってきました。
「Retina」という言葉は,アップル好きにとってのアイデンティティといっても過言ではないと考えています。
それが,「廉価版」を作りたいが故にアンタッチャブルな部分に触れてしまったという印象です。
考えてみてください。
これまでの4.7インチから6.1インチとかなり大きくなったディスプレイのの解像度が,「4.7インチと一緒の解像度」なのです。
これまでの「iPhone8」よりもくっきり写ることは「絶対」あり得ないわけです。
そして,iPhoneXsシリーズとの解像度の差を考えると…。
筐体は似通っていても,解像度が違いすぎます。
「1792 x 828ピクセル」対「2,436 x 1,125ピクセル」ですよ!
画面が小さい方が解像度が高いなんて…。
これ,値段に誘われて買ってしまった人が,WEB閲覧などをしたときに気付いて後悔するパターンなんじゃないでしょうか?
★「有機ELディスプレイ+大容量」VS「液晶+小容量」…どっちが勝つ?
ディスプレイの種類の違いはここではどうでもいいのです。
問題は「バッテリーもち」。
「黒」の再現に電流を必要としない有機ELディスプレイは,液晶と比べてバッテリー持続関しては優位に立っているはず。
しかし,6.1インチモデルのバッテリー容量は「2600~2700 mAh」,iPhoneXsは「2800mAh」。
もう勝負は見えていますね。
何で筐体が大きいのに,バッテリー容量は小さいのでしょうか?
もはや意味が分かりませんが…。
スマホの「妥協してはいけないポイント」
スマホを購入するにあたり,やはり「画質」「バッテリー」は最も譲れない,妥協してはならないポイントなのではないでしょうか。
どちらも,毎日の利用に必ず関わってくる事柄ですし,不満をもったからといって改善させることはできないことです。
さらに,「安いからしょうがない…」と最初から妥協できる部分ではないと考えます。
「だったらなぜ,液晶モデルも5.8インチに揃えなかったの?」
と強く思います。
だとすれば,コンパクトさを保障しながら,解像度の問題もやや改善され,「画面サイズが同じだから…」とバッテリーもちの問題も納得できる心情になったのでは…?
6.1インチを購入予定の皆さん,廉価版なりの理由をよくよく考えた上でお買い求めください。
納得の上でしたら,きっとiPhone生活が送れるとは思いますが…。