iPhoneXSのカメラ性能はやはり高かった しかし…
カメラ専用情報サイト「DxOMark」がiPhoneXSのカメラスコアを発表しました。
そのスコアはなんと「105」となり,iPhoneXの「97」からのジャンプアップとなりました。
しかし,その結果が逆に「越えられない壁」を強く印象づける結果に…。
その「壁」とは,ズバリ「Huawei Pro20」です。
iPhoneXS自体は劇的変化!
こちらがDxOMarkのiPhoneXS Maxに関する記事。
そして具体的なスコアはこのようになります。
実際の写真見てみると,写りは隔世の感があります。
全くの別物へと進化しており,やはりこのカメラ性能を求めて買い換えるという考えも全く「あり」だと考えます。
特に,解像度,色合い,露出面。
その中でも「露出」に関しては大変革です。
iPhoneXでは明るい場所や部分での「白飛び」が非常に目立っていたのが,iPhoneXSではほとんど気にならなくなっているのです。
また,iPhoneXでは,窓やライトなどの明るい部分に画像全体が引っ張られ,「アンダー(暗め)」になってしまうことが多いのですが,iPhoneXSでは白飛びを抑えながらも,他の部分が極端に暗くなることを抑えています。
というわけで,iPhoneXS単体で見ると,スマホ界の中でも非常に優秀なカメラ性能を持っていることは疑いがないのですが,「Huawei Pro20」の写真を見てしまうと…。
スコア以上の「開き」に驚愕!
その「Huawei Pro20」を紹介する記事とスコアがこちら。
総合性能も,写真に関するカメラ性能も,iPhoneXSとのスコアの差は「4」です。
しかし,この「4」,絶対に超えることのできない「4」です。
実際の画像で比べてみましょう。
まずは解像度。
鳥?の右下部分のビルを見ると,ビルの輪郭や窓ガラスの精細さが,Huawei Pro20の画像の「一人勝ち」状態。
これだけの差が出ると,写真としての1枚全体の印象が相当違ってくるはずです。
次に露出。
iPhoneXSも,iPhoneX肉ラベルと相当頑張ってはいるのですが,窓の外の明るさを調整するのが精一杯で,女性の顔は暗く潰れています。所謂アンダー状態。
しかしHuawei Pro20は,窓の外も適正な露出で処理しながら,女性の顔も明るく写し出しています。
お次も露出を見ていきましょう。
iPhoneXSは,建物の灯りを白飛びさせないように調整すると,バックの建物がアンダー目に写ってしまいます。
ところがHuawei Pro20は,白飛びを抑えながらも全体的に明るくなっており,やはり露出処理に関してはダントツのアルゴリズムをもっているようです。
今回のiPhoneXSは,「ニューラルエンジン」をウリにしているわけですが,この面では惨敗です。
次は露出と解像度のバランス。
アップにしている画像ですが,Huawei Pro20をみてください。灯りの部分が実に精細に描かれていますし,白飛びもしていません。正にくっきり,はっきり!
それに対してiPhoneXSは,灯りの細部が白飛びしている上に,ややぼやけて見えます。これ,相当な実力差がありますよ。
すごすぎる…。
カメラで選ぶならHuawei Pro20一択か?
もしスマホをカメラ性能を最優先させて選ぶのであれば,Huawei Pro20一択なのではないでしょうか?
Appleでも届かない領域に,Huaweiがたどり着いているという現実に驚きを感じます。
しかし,iPhoneを単なるカメラとしてではなく,その他の要因で考える方が殆どだと思われますので,そう考えると素直に今回のiPhoneXSによるカメラ性能アップを喜んでもいいのかな…と思います。
いずれ,
「カメラでもAppleが無双かよっ!」
と言われる時代が来るといいなあ…。