やはり…,予想どおりの展開になってきました
やはりiPhoneXRは売れなかったようです。
どうやら私が懸念したような,事態は悪い方向へと向かっているよう…。
iPhoneXRを生産する上で当初予定されていたラインの「20%〜25%」ほどが稼働していない状況のようです。
サプライヤーの動向が全てを語る
この記事によると,iPhoneXRの主な生産を担っている「Foxconn」と「Pegatron」において,Foxconnは用意した60の組み立てラインのうち45程度しか使用していないことがわかっていて,1日あたり100,000台少ないデバイス生産となっているとのこと。これが,元々予測されていた生産台数よりも20〜25%少ない数だというのです。
また,Pegatronも同じような状況に置かれているとのことで,事態はかなり深刻なのではないでしょうか?
しかし,その目減りした分全てがiPhoneから離れたというわけではなく,iPhone8,iPhone8Plusへと流れているというのです。
つまり,iPhoneXS,iPhoneXRという「新機種」が誕生したのにもかかわらず,消費者の目線は「旧機種」へと向かっていることになります。
そういえば,毎週発表される日本国内での販売台数も,iPhone8系が上位を独占していますよね。
旧機種の生産が増える…?
これは,その部分を担うはずであったiPhoneXRの失敗を意味します。
どうなるApple? どうするApple?
不信の理由は明らかです。
そう,その「廉価版」になり損なった「価格設定」です。
私なんかはその他の違和感を根拠に「iPhoneXSでよかった」と感じていることはこれまでも本ブログで主張してきましたが(しかしこちらの方が恐らく本質であることは間違いないと確信しているのですが),恐らく今回iPhoneXRを買わずにあえてiPhone8購入に踏み切った人たちの殆どが,この価格を理由に挙げることでしょう。
最悪の展開になってきましたね。
これまでの経緯を考えると,iPhoneXS,iPhoneXSPlusが発表された後,これまでに例を見ないくらいの不人気ぶりだったのが,まずもっての悪夢の前兆でした。
これに加え,当初から「iPhoneXR」が本命とされていた本年度において,「廉価版」になりきれないほどの高価格でiPhoneXRが公開。
私は,
「この価格に,皆さんが本当に飛びつくのだろうか?」
と大いなる疑問をもち続けてきました。
そして,このままの傾向が続けば,その答えは「NO」ということになります。
iPhone8系が結構穴埋めをしてくれるでしょうから,とりあえずの収支は思ったよりも大崩れしないかもしれません。
しかし,本当の問題は来年度以降です。
iPhoneの構成の抜本的な見直しが必要になってくるのではないでしょうか?
iPhoneXSの価格が発表された際に生じた,会場のざわつき。
価格が下がると予想されていたものを,「据え置き」で発表したことが,今回の失敗の原因だと私は考えます。
もしiPhoneXRが大コケしたのなら,それは以前の「iPhone5c」とは比べものにならないくらいの衝撃をAppleに与えることでしょう。
やはりAppleは読み間違えたのです。ユーザーの心を。
やはりAppleは慢心していたのです。「これでも売れるだろう」と。
さて,どうなるApple?
そして,どうするApple?