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50おやじが,お気に入りについて気ままにつぶやくページです。

「大恋愛〜僕を忘れる君と」第5話〜2人の思いが実るも,ドラマとしては無理矢理感が強い。ただ,戸田恵梨香の演技が圧巻〜

ドラマとして見れば,素直に喜べない…

  自らの自信のなさ,卑屈さから,尚に対して別れを告げるシーンで第4話は終わっていました。

 第5話は,
「もう無理なんだ。」
と,真司が皿な尚を突き放し,部屋を出て行ってしまうシーンから始まります。

 

 本話の前半は,尚を背負いきれなかった真司の屈折,突き放されてなお真司を思い続ける尚,そんな尚を第一に考えて行動する尚の母,主治医として,元婚約者として尚の本当の幸せのために奔走する侑市と,真司と尚が別れてからのそれぞれが描かれました。

 そして…。

 真司が綴っていた「脳みそとアップルパイ」が発刊。10万部を超えるベストセラーに。それが尚と侑市の目に触れ,尚と真司の復縁のきっかけになる…。

 

 いや〜,あまりに都合がよすぎて,尚と真司の幸せを素直に喜べないんですよねえ。

 真司が尚から離れようとする心の描写も弱いですし,離れていた9ヶ月感の真司の心情は全く描かれていませんし…。
 さらに,侑市の心遣いによって尚と再会を果たしたその場で「結婚しよう」なんて,あまりにも安直すぎます。

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 もちろん2人の思いが成就するという展開は望むところなのですが,この脚本は本当に残念なものです。

 

戸田恵梨香さんの演技が圧巻

 そんな中,本話でダントツに光っていたのが,戸田恵梨香さんの演技です。

 真司から別れを切り出されて何もかも無気力になっていく尚。

 鬱傾向が強まり,侑市とのカウンセリングもままならない尚。「真司とはうまくいっています。」と,精一杯の「嘘」を付くシーンには,心が揺さぶられました。

 さらに…。

 真司と再開し,喜びを爆発させる尚。

 結婚式で自らの病気を友人達に伝える尚。絶望的な内容を,なぜか晴れやかに伝えるその姿…。

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 正に人間としての感情の最上部から最下部までを演じ切る,ジェットコースターのような回でした。
 それを,ときには最上の笑顔で,ときには今にも崩れ落ちそうな姿で演じる戸田さん。
「一流の役者ってすげえな!」
と素直に感じている自分がいました。

 逆に,今回はムロさんの演技が一本調子のようで若干気になりました。感情の起伏をあまり表に出さないという演出なのかもしれませんが,今回はそれはちょっと違うのでは…と感じました。足,引っ張っちゃったイメージです。

 

突然「ワンポイント」の「見所」がやってくる!

 さて,本題からはそれますが。

 以前から,真司が使ってるPCがWindows98搭載機だということが,個人的にはかなりツボでして,このドラマ,このような「ワンポイント」の見所が突然やってきたりします。

 今回は…。

①居酒屋の女店員のおなか…

 真司と尚の出会いの場として使われている居酒屋。
 その女店員のおなか。店長に「妊娠してるの?」と問われ,「太っただけです」という下り。
 そして9ヶ月後。同じ居酒屋のシーンでは,赤ちゃんをおんぶひもで背負いながら給仕する彼女の姿。そして驚く尚と真司。

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 この店長と女店員は,第1話で真司が2人の台詞を真似るなどして尚との距離を縮める際にも活躍していました。
 いいですねえ。このようにちょっとした役柄が継続して物語に関わってくる感じ。

 

②尚の母,薫の台詞

 今回で最も印象のに残った台詞は,尚と真司が結婚を伝えるために尚の母を訪ねるシーンでの,母,薫の一言。
「そんな…,とろけそうにうれしそうな顔しないでよ。」

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 娘のために東奔西走し,別れを決めた真司を批判もしていた薫が,尚の幸せそうな顔を見て覚悟を決める一言。
 娘を思う母の気持ちを,とてつもなく上手に表現した一言だと感じました。

 

次回から後半戦!

 2人が結ばれ,次回から後半戦。

 尚と同じ病気をわずわう青年役として小池徹平さんが登場。真司と尚の間に波風を立てるか?

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 波風といえば,出版社の真司担当,水野明美を演じる木南晴夏さんの役どころも非常に気になります。水野はが真司に対してどのような行動に出るのか?

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 木南さんは,結婚後初のドラマだということ。

 花男NextSeasonでは,杉咲花さん演じる「江戸川音」を支えるコンビニ店員役をコミカルに演じましたが,今回は新人編集者役をしっとりと演じています。しかし,その中にも「自分が担当した本がこんなに売れたのは初めてで…」と,明るい初々しさも醸し出すなど,この方の演技力の確かさを再確認させられる役柄です。

 

 新キャストも登場で,ますますその展開から目が離せない「大恋愛」。

 脚本の大石さんには,今回のような「ご都合主義」は取り除き,尚と真司の心情描写を丁寧に描いてもらいたいと願っています。