iPhoneXRの減産,具体的な数字が見えてきました
ねっ,そうでしょ?
有名アナリストが,
「iPhoneXRは売れる!」
といっても,私は「無理」と思ってましたよ。
そして発表後も次々とアップされるXR礼賛のレビュー。
それでも私は懐疑的でした。
しかし,結果が全てを物語っています。
素人ユーザーの「庶民的感覚」をなめんなよっ,といいたいくらいです。
更なる減産は500万台規模? やっぱり高すぎです!
以前にも減産のニュースの第一報についてお知らせしましたが,それに続いての減産は,500万台規模,あるいはそれ以上にも上る大きなものとなりそうです。
上に2つの情報基によって,その原因は異なります。
一方では,
・iPhoneXの増産と部品の品質不良による供給不足
もう一方では,
・米中貿易戦争による消費者心理への影響(特に中国市場)
・現在の水準よりも安い価格(つまりXRは高すぎると思われている)やデュアルカメラ、狭いベゼルが多くのユーザーから望まれていること
・ファーウェイのMate 20シリーズとの競争
と記載されています。
「部品の供給不足」という言い訳はちょっと苦しいですね。それ以上に「売れていない」ということを明言すべきです。
また,中国事情という観点も全くないとは言い切れませんが,それ以前に日本での販売不振も事実。不人気の原因はやはりその他にあるのです。
やっぱり,「価格」じゃないですか?
これしかないでしょ!
現在のiPhoneXSとiPhoneXRの価格差であれば,あえて価格目的でiPhoneXRを選ぶ理由にならないんじゃないですかね?
いくら基本性能は同等といっても,やはり「イメージ」は大切。特に日本でのiPhoneに関しては,ブランド力によるものが大きいでしょうから,「この程度の」金額差であれば,iPhoneXSに目が向けられるのも当然だと思います。
また,上を見なかったユーザーは,当然「iPhone8」を見るわけで,iPhone8の増産が取り沙汰されている現状が,正にそのことを雄弁に語っていると言えましょう。
一般のユーザーが購入するキャリア経由での値段を考えたとき,iPhoneXRと3万円差,iPhoneXSと5万円差となれば,強い購入動機となります。
恐らく全世界的に,ユーザーがAppleに対して「NO」を突きつけたのだと思います。
問題は来年度のラインナップ
それでも,恐らく今年は,iPhone8がXRの販売分を相当分補填してくれるのではないかと予想します。
「販売額」は若干落ちるかもしれませんが,「販売台数」は現状維持となってもおかしくないのではないでしょうか。
問題は来年度以降のラインナップです。
さすがのAppleも,これまで同様の価格設定ではダメ出しをされることに気付いたはず。本来であれば,今年のiPhoneXSも,予想どおりに日本円「99,800円〜」というラインにすべきだったのです。
さて,iPhoneXRをどうするつもりでしょうか?
iPhone5cの二の舞としてすぐさま切り捨てるのか?
それとも価格を下げて継続販売するのか?
それとも全く新しい廉価版を提案するのか?
Appleがこれでも高価格化への歩みを止めないのであれば,今後のAppleは「プレミアメーカー」として進む路線から戻れなくなることでしょう。
私としては,これまで同様,フラッグシップ機での高級路線は維持しながらも,全世界から容認される廉価版も提案する企業であってもらいたいと願っています。
我々庶民にも夢を見せてくれる企業,そんなAppleの未来図を描いてもらいたいなあ…。