早速,Haptic Touchの機能拡大が来る!
先日,本ブログでは,iPhoneXRで採用される「Haptic Touch」と従来の「3DTouch」とを比較して,「Haptic Touchは未完成である」と論じました。
この点はApple側も十分に理解していたようで,早速Haptic Touchの機能拡大に向けて動き出したようです。
「長押し時のリッチコンテンツ表示」に対応!
記事にあるのは,iOS12.1.1での「長押し時のリッチコンテンツ表示」についてです。
3DTouchでいうところの「軽く押す=Peek」機能の拡充という捉えでいいのでしょうか?
Haptic Touchで何ができて,何ができないのかについては,その詳細がよく分からないことが多く,はっきりしない部分があるのですが,これまではPeek的なリッチコンテンツ表示に未対応だった?
また,不明なのが,今回適応になる「リッチコンテンツ表示」が,すべてのアプリに対して有効になるのか,それとも純正アプリに止まるのかという,「適応範囲」の問題です。
個人的には,iPhoneXRのHaptic Touchが,従来の3DTouchとどのように違い,どこまでは同じなのかということに関して,明示する必要があると考えます。
Appleのホームページ上に,双方を比較する形で「適応表」のようなものを掲示し,新たに追加された機能があれはその都度上書きしていく。
そうすれば,「何ができて何ができないのか」を確認することができますし,ユーザーの機種選択の参考にもなることでしょう。
恐らくHaptic Touchへと移行させたいのでしょう
恐らくAppleとしては,これまでの3DTouchを廃止し,すべてHaptic Touchに移行しようと考えていることと思われます。
二つの機能を両立させることに必然性はありませんし,コスト面を考えても,3DTouchの方が高く付くことは明らかです。
であるならば!
Appleに要求したいことは以下の二つ。
①1年後のiPhoneメジャーアップデートまでに,Haptic Touchの完成を目指せ
②上記の通り,Haptic Touchと3DTouchとの相関性を明示せよ
同一OS上で動く端末なのに操作方法が異なるということは,これまでのAppleの美学に反します。特に今回は,機能劣化版のような形でスケールダウンさせるということなのですから。
このようなお粗末な状態は,一刻も早く解消されるべきです。
そして,それはユーザーに丁寧な情報を提供した上で行われる作業だと考えます。あくまでも主役はユーザーであるはず。
Haptic Touchが,当初から完全な形で提供されているのであれば,何も文句はありませんが,今回は明らかに見切り発車です。であるならば,特にiPhoneXRユーザーが不利益を被らないように十分に配慮すべきです。