ノートでとことん高性能→価格もとことん?
今年度のMacBookProのアップデートは,13インチを中心にその性能アップのすさまじさが大いに話題となりました。
Late2016の13インチモデルを所有している身としては,「この性能アップぶりはやり過ぎ! 泣」と感じているのですが,現在は作業の大半がiMacへと移行してるのでまあいいとしましょう。
しかし,
「MacBookProでもマシンパワーが必要とされる作業をサクサクこなしたい。」
「全ての作業をMacBookPro一台でこなしたい。」
というユーザーも多いはず。
そして,そのような方々は恐らく「15インチモデル」を購入することになるでしょう。
そして…,ただでさえそれなりの性能を有している15インチモデルですが,今回「Radeon Pro Vega GPU」というグラフィックプロセッサがオプション設定できるようになったようです。
価格も性能もとことん…,ということになりそうですね。
最大60%アップの性能やいかに?
今回このプレミアムなグラフィックスプロセッサを選択できるのは,15インチのうちの上位モデルのみです。
デフォルトのRadeonPro560Xのグラフィックス性能がこちら。
まあ,高性能は高性能なのですが,iMacの性能と比較すると「中途半端」とも言えます。
また,外部GPUである「BlackMagic eGPU」を接続してもグラフィックス性能はiMacの上位機種と肩を並べることができるわけですので,
「MacBookPro単独使用限定での最高性能」
を目指すのであれば,
「更なる高性能化」
という考え方もあるのかもしれません。
ちなみに,「RadeonPro580」を搭載したiMac最上位機種は,Open CL,Metalともに「110,000以上」のスコアをたたき出します。
上記記事は,以前所有していた「BlackMagic eGPU」+MacBook Pro(Late2016)でのスコアで,後日計測したときにはこの記事内のスコアよりも上の「11万超え」の数値を出しました。
Appleが公言する「最大60%のアップ」ということを実際の数値で見ると,
Open CL→85,000
Metal→95,000
ということになりますね。
しかもこれ,アベレージではなく「最大」ですので,当然上位版の「Radeon Pro Vega 20」での数値となるでしょう。
まあ,4万円の投資ということですね。総額でいくと,40万円弱ということになるでしょうか?
「どうしても」という人の選択肢
iMacとノート型のMacBookProとを比較した場合,数値が同等であれば,実際の作業においては,どうしてもiMacの方が効率がいいという結果になることが多いようです。
何が言いたいのかというと,
「やはりiMacのコスパが最高だ」
ということ。
どうしてもノートにこだわる必要があるのであれば,最上位機種のMacBookPro15インチモデルや,「BlackMagic eGPU」との組み合わせを考える必要があるでしょう。
しかし,そうでない方であれば,絶対にiMacの方が幸せになれます。
私のように,「MacBookProはモバイル用途専用で,重い処理は行わない」と割り切れるのであれば,iMac(の下位モデル)+MacBookPro(MacBookやAir)という選択肢でもいいわけです。
要は,「一台に詰め込むか」,「分散させて用途によって使い分けるか」。
状況が許すのであれば,私は後者が望ましいと考えます。これまでの経験上…。
しかし,選択の幅が広がること自体は非常に好ましく思えます。