またまた「折れ曲がり」情報が…
歴史はまた繰り返すのでしょうか?
薄くなった新型iPadProに,またまた「折れ曲がりやすい」という噂が立っています。
iPhone6Plusのときのような騒動がも,再度繰り返されるのでしょうか?
大きな力を加えなくても…
この記事によると,バックパックにiPadPro12.9インチモデルを入れて旅行した際に,折れ曲がってしまったとのこと。
いやあ,これ,かなり行っちゃってますね。記事内では「僅かに」という表現に止めていますが,これじゃあまともに使えないでしょう?
完全に「アウト」であります!
問題は,「大きな力を加えなくても」と明言していること。
つまりこの場合であれば,パックパックを背負ったり下ろしたり,車や電車で普通に移動したり…というごくごく通常の移動をしただけでこのような状態になったということ。
これが,「ある程度大きな力が加わった」ということであれば「情状酌量」もあり得ますが,今回はいけません。
Appleは,「学習」ということを知らないのでしょうか?
企業として,もはや「恥」と言えるレベルです。
そんなに「薄型」がいいですか?
私,これまでも,
「何でそんなに薄型を目指すのか?」
ということについては疑問を投げかけてきました。
皆さんはそんなに「薄型」がいいですか?
私は,「程度問題」だと思いますので,「NO」です。
よくAppleは「人間工学」という観点を大切にする企業だと言われます。
使いやすさ,使い勝手等,ユーザーの立場に立った製品を送り出してきたからこそ,今のAppleがあるわけです。
とすれば,iPhoneやiPadのような板状のデバイスを考えたときに,
「人間が持ちやすい,使いやすい最適な薄さ」
というものがあるはずです。
正直,最近のiPhoneは薄くなりすぎて,裸の状態では非常に使いづらく感じます。薄すぎて持ちづらいのです。個人的には,純正のレザーケースを装着してようやく「落下の危険性」を感じずに利用できるレベル。
やはり薄すぎます,今の筐体では!
もっとこっちを向いてね!
Appleには,「もっとこっちを向いてね!」と言いたい思いです。
どういうことかというと…。
最近では,iPhoneXSの価格据置き,iPhoneXRが「廉価版になりきれず」大不振等,ユーザーの思いとAppleとの思いが乖離している気がしてなりません。
ユーザーとしてみれば,iPhoneXからそれほど進化もしておらず,昨年度のプレミア感も失われたiPhoneXSの「価格下げ」を当然のように期待していました。
また,「廉価版」といわれていたiPhoneXRには「7万円台からの販売」を期待していたはず。これは「廉価版MacBook」と証されていた新型MacBookAirにも言えること。こちらに関しては「10万円切り」が求められていたはずです。
つまり,最近のAppleの戦略は,ことごとく「外れて」いるのです。
今回の「薄型化と折れ曲がり」に関する問題も同様。
薄くして欲しい層は存在するかもしれませんが,折れ曲がってほしい人など存在するわけもありません。当然ですが…。
折れ曲がるくらいだったら従来どおり厚さでいいですし,なんだったら少々厚くなったり,少々重くなったりしても構わないはずです。
新型iPadProはあれだけの性能を有しいるわけですから,なぜもっと自信をもって「本筋」で勝負しないのでしょうか?
ProのiPhoneSEのようなエッジ処理は,歓迎されていました。何も薄く見せるためにラウンド処理しなくてもいいわけです。
デバイスにとって,堅牢さは基本中の基本。それを保証するためだったら重さも覚悟します。軽くしたいのであれば,筐体の素材を変えてもいいですし,ガラスの存在意義についても考え直していいわけです。ワイヤレス充電なんて本筋から外れている機能だと考えていますので。
Appleには,しっかりとこちら側を見ていただきたい。
昨今の我々との「すれ違い」。今後の致命傷にならないことを願うとともに,早急な企業理念の再構築を望みます。