MOMENTUM True Wirelessの情報が全然足りない!
ドイツの老舗音響メーカーから満を持して発売される完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless」。
ライバル会社がしのぎを削るこの時期に,あえて新製品を投入してくるあたり,
「相当の自信をもっている」
と踏んで,かなりの期待をしていることは,以前お知らせしました。
この記事を書いた後に分かったのですが,ますます注目せざるを得ないポイントがもうひとつ生まれました。
それは,この記事内にも書いた名機「IE800」で使用されたものと同じダイナミックドライバーを,そのまま「MOMENTUM True Wireless」でも使用しているということです。
正に僥倖!
あの低音から高音まで吹き上がるようにスムーズに繋がる音。ものすごい音場感。ダイナミック一基で鳴らしているとは思えない解像度。
その素晴らしい音の大元であるドライバーがそのまま搭載されるとは…。
当然IE800自体がかなり以前の機種ですので,ドライバー時代もお安くなっているのかもしれませんが,IE800の音が現在でも一級品であることは間違いがありません。少なくとも私にとっては,あの音を超えるコンシューマータイプのイヤホンに出会ったことはありません。
そのくらい絶対的なものでした。
唯一の弱点は,ボーカル帯である「中域」が,やや引っ込んでしまうことか。
もうすこし前面に出てくれれば,本当に言うこと無しだったと記憶しています。それも致命的欠点にはならない程度のものでした。
「12月の発売を目指す!」
ということで,レビュー情報などをこまめに探しているのですが,なかなか出てきませんねえ。
今回ようやく1つ発見しましたので,お知らせします。
しかし…。
このレビュー記事では気になる内容が書かれています。なんと,
「低音がかなり強調されている音」
なのだそうです…。
ほんまかいな?
IE800からは想像できないのですが…
同じドライバーといえども,そのチューニングや,本体の筐体の違い等で,音の傾向が変わって行くであろうことは想像できますが,音質の根本が変わってしまうということがあるのでしょうか?
私のIE800に対する印象は,
「中音域がややへこんだフラット」
です。
前述したとおり,中音域が「やや」へこんでいる印象がありますが,絶対的なものではありません。
ゼンハイザーが得意としている低域はもちろん元気ですが,何しろ高音域の煌びやかさが尋常ではありませんでした。多発BA(バランスドアーマチュア)型を凌駕するダイナミック機ということで,本当に驚いた記憶があります。
今回の「MOMENTUM True Wireless」はワイヤレス機。
当然この煌びやかな高音が圧縮されてくるであろうことは想像できます。しかし,Bluetoothイヤホンといえども,評価の高い機種においては,ワイヤードタイプからの音質の劣化が想像していたよりも小さい,という話も聞きます。
ということは,
「このレビュー記事で言われているように,低音ゴリゴリということはないのでは…」
と,これまでは考えていたのです。
それにしてもこの部分が気になりますね。
『高域は然程伸びないのでヴァイオリンやフルートなど表現力と余韻が重量なサウンドには合わないと感じました。音源的には低域ゴリゴリのロックやジャズ系が相性良さげ。打ち込み系は分離感を重視するならばイマイチかも。』
私の想像していた音とはかなりのギャップがあります…。
いきなりの「突撃」は危険か?
個人的には,低音が強調されすぎている音質は「ムリ」なんです。かなりの高音フェチなもので…。
しかし,年々音に対する趣向も変わり,「低音がある程度効いていなければ物足りない」と考えるようになってきているので,「それなりの低音量」であればいいのですが,「ゴリゴリ」には突入できません。
う〜ん,いきなりの購入突撃は,危険すぎますかね?
何しろ秋田の田舎住まいなもので,ゼンハイザーの試聴はできそうにありません。できればもっと多くのレビュー情報が欲しいところ。
「IE800譲りの…」
なんていう内容の記事が上がれば,踏ん切りも付くというものですが…。本当に実際に聴いてみたいものです。
情報をお持ちの皆さん,是非是非「MOMENTUM True Wireless」の音質情報をお恵みくださいませませ!