ちょっと意外…,Macまで売れていない!
2018年のMacBookProは,CPUがQuadCore化し,歴代のマイナーチェンジの中でも最大級に性能がアップしたものとなりました。
特に13インチモデルではその傾向が大きく,しかも価格が据え置きだったため,MacBook Pro(Late2016)を所有している私としては,「なんとうらやましい…」という状況になっておりました。
しかし,なんと…。
Macが売れていません。
これはなかなか意外な結果です。
思いがけない大幅減
まずは2018第3四半期の,ノートPCのシェアを見てみましょう。
なんと…。
Macが「24.3%減」という信じがたい現象を示しているのです。
全体のシェアも「10.4%→7.9%」と,なかなか信じられない大幅減です…。
トップのHPやLenovoがほぼ横ばい,DELLに至っては大幅増の中,「一人負け」といった感を受けますね。
原因は何でしょう?
記事内では「価格」のことを中心に語っていますが,そうはいってもこれだけ性能がアップしての「価格据え置き」ですので,
「少々割高でもMacを使いたい」
という層が離れたということではないと考えます。
やはり,「廉価版MacBook」への期待を込めた「待ち」が,その主たる要因であったはずです。
…だからこそ,今後が心配なのです。
それほど「廉価」ではなく,性能は低い…
何が心配かというと…。
まずはiPhoneXR同様,「廉価」という点に大いに期待していた層が,一気にMacから離れてしまう可能性が高いことです。
iPhoneでも発生する事案です。Macだったら,より「容易に」起こってしまうことにように考えます。
一時期は,「10万円」というラインを基にした噂が流れていました。しかし,登場した新型MacBookAirは,「税込145,000円」から…。
もはや全く「廉価」ではありません。
これ,もはや「DÉJÀ VU」ともいうべき,Apple失敗への足跡。
iPhoneXSにしても,iPhoneXRしても…。
そして三度,今度はMacでも。
更に致命的だったのは,新型MacBookAirの性能です。
多少お高くても,
「こんなに薄型・軽量になって,従来のMacBookよりも飛躍的に性能が向上…」
となればよかったのですが…。
性能面では,正に今の時点で「ベース」でしかなく,今後何年も使うことを考えると,すぐに陳腐化してしまうのは明らかです。
私だったら,AirよりBar無しMacBookProを購入しますし,どうせだったら新しくなったBarありMacBookProを購入するも悪くありません。
そしてここが一番重要。
今回の第3四半期分は,あくまでも「MacBookAir待ち」の状態が作った現象。
第4四半期以降は,そのMacBookAirが市場に出て,どのように評価されたのかが如実に表れる統計となるはずです。
これ,もっと落ち込む心配さえあるんじゃないでしょうか?
「Air待ち」の方々が,
「これじゃダメ。Proにしよう!」
と,すんなり別機種を購入してくれればいいですが,
「Airじゃダメ。Appleダメだ。他のWindowsメーカーにしよう。」
となる可能性も十分にあると思えるのです。
またしても,「値付け」に関する部分における「ユーザーとのズレ」から窮地追い込まれてしまうのか?
もはや「身から出た錆」としか言えないと思うのですが…。皆さんはどのようにお考えでしょう?