飛躍的なHuaweiの伸び! 米国の脅威か?
5GにおけるHuaweiの締め出し…
カナダにおけるHuawei副社長の逮捕…
これらは,本当に順当な判断の下に行われたものなのでしょうか?
首をかしげるようなことが,今起こっています。
そして,誰しもがこう思っているでしょう。
「Huaweiに脅威を感じた米国が,同盟国らと共謀してその押さえ込みにかかっている」
と。
折も折,世界スマートフォン売上に関するデータが発表されました。
Huaweiが飛躍的に伸びています。
このままでは中華勢に飲み込まれる
2018年7〜9月期の売上結果がこちら。
驚くべきは,Huaweiの飛躍的な伸びと,Samsungの大減速です。
このままでは,ごく近い将来,Huaweiが世界のトップ企業として君臨することになるでしょう。
そして,その後ろにはXiaomiも控えており,まさに,
「中華勢に飲み込まれる寸前」
の状況といえましょう。
これらが米国内で起こっているのであれば,米国は自国でだけ対応すればいいのですが,ことは「世界」で起こっています。
昨今のHuaweiに対する米国,およびその協力国の異常ともいえる報復の裏には,どうしても政治的なものを感じざるを得ません。
経済的な事象であれば,あくまでもその土俵の上で戦うべきだと思うのですが,Huaweiの躍進は,米国のプライドを傷つけてしまったということなのでしょうか?
しかし,これが本当に許されることなのか…?
安全面に100%の確信がもてないという懸念はあるのかもしれませんが,私は大きな違和感を感じます。
まさしく今現在が,市場の「大変革期」
これ程までに慌てている米国を見ていると,まさしく今現在が,スマホにおける「市場の大変革期」なのだと感じます。
自らの地位に必死にしがみつこうとしている米国。
一気呵成に飲み込もうとしている中華勢。
そして米国の動きに同調を見せる国々…。
我が日本も,日本政府の調達からHuaweiとZTEを排除する方針を固めたというニュースが飛びこむと,更に大手キャリア3社もHUAWEIのデバイスを通信インフラから除外するようだと伝えられました。
そして,重要なのは,これらの決定が,現行の制度のみならず,将来の5Gでも引き続き適応されるということです。
これ,中国は黙ってないでしょ…?
果たして今後の動向は?
そしてその勝者は?
当面,米・中の経済戦争から目が離せません。