具体的なデータがついに出た!
不人気,不人気と言われ続けている2018iPhone。
iPhoneXS,Maxももちろんですが,「本命」とされていたiPhoneXRまで同様の不振ぶりで,大規模な減産が報じられました。
そして,その事実を覆い隠すかのごとく,Appleは今後,販売台数を公表しないことを発表しました。
「う〜ん,このままじゃ,販売の不振を確認できない…。」
と考えていたところ,意外なところから意外なデータが出てきました。
その答えは「販売機種別シェア」です。
2017年と2018年の「新型iPhone販売機種別シェア」を比較
この記事によると,iOSのバージョン別シェアデータなどを公表している調査会社のMixPanelが,2017年と2018年それぞれの新型iPhoneのシェア推移データを公表したとのこと。
肝心のデータがこちらです。
ここから分かることは…。
①2018年12月9日時点でのモデル別シェアは,
iPhone XSが2.26%,
iPhone XS Maxが2.69%,
iPhone XRが1.58%
で、3モデル合計→6.53%
②2017年同時期のモデル別シェアは,
iPhone8が2.83%
iPhone8 Plusが3.47%
iPhone Xが4.30%
で,3モデル合計→10.60%
つまり,今年度の新型iPhone勢は,昨年度のモデルに対してシェアにして「6割強」の値しか売れていないということです。
「シェア値」ですが,その値は「販売台数」と密接に関係しているでしょうから,やはり2018年新型iPhoneは,「撃沈」しているようです。
昨年度の「iPhoneX」の動きが求められた「XR」…しかし結果はご存知の通り
また,最も注目したいポイントが,
「昨年のiPhoneXと,今年のiPhoneXRの動向の比較」
です。
昨年度のiPhoneXも,今年のXR同様に,iPhone8から遅れて発売されました。
そして,発売当初は品切れ状態が続き,流通が安定したのが12月に入ってからだったと記憶しています。
iPhoneXのグラフの傾きが急になり,iPhone8・Plusのシェアを追い抜いているのが象徴的です。
しかし,今年のiPhoneXRは…。
発売が遅れたのはiPhoneXと同じ。しかも「鳴り物入り」ということで,状況はかなり似通っていると考えられますが,iPhoneXS・Maxのシェアを超えたことはここまでありません。
記事にもあるように,
「最も売れているiPhoneはiPhoneXR」
という言葉がむなしく響きますね。
確かにグラフの傾きを見ると,週ごとの集計でみると,ほんの僅かにXRが多く売れているようですが…。
最新では,そのグラフの傾きにも衰えが見て取れますし。
Appleとしては,
「あっという間にXS系を追い越し…」
という構図を描いていたでしょうに…。無残です。