小型モデルへの願望が亡霊のようにさまよう…
今年iPhoneXSに機種変していながら,未だに思います。
「もしiPhoneSE2が出ていたら,そっちに行ったんだろうなあ…。」
と。
しかし,一旦iPhoneXSを手にしてしまうと,やはり,
「iPhoneXSだったら,ギリギリ片手使いもできるんだよなあ。やっぱりある程度の大画面は正義といえる部分もあるよなあ…。」
と考えたりします。
そして,悩むのです。
「もし今後iPhoneSE2のようなサイズ感のデバイスが発売されたとき,後戻りはできるのか?」
と。
「大画面」は麻薬です。
それに慣れてしまうのです。
可搬性と視認性。何度も何度も自分の中で「決着」をつけているはずなのに,ことあるごとに立ち止まって考えてしまう自分の曖昧さが嫌になってしまいます。
世の中には私と同じような方々もいらっしゃるようで,この度,「iPhoneX Mini」と命名されたコンパクトモデルのコンセプト画像が公開されました。
デザインは超微妙ですけど…。
いやいや,これはないけれど…問題はそこじゃない!
記事中で紹介されている画像がこちら。
まあ,ひどいもんです。
どこから見ても,Appleが提案しそうな「コンパクト」とはかけ離れていると,誰しもが感じるでしょう。
そもそも,ここまでアスペクト比が異なるデバイスをわざわざ提案するのは,あまりにリスクが大きすぎますし,アプリの製造側からも非難囂々となるでしょう。
しかし,問題点はそこではありません。
未だに,「コンパクトなiPhone」への渇望があるということです。
そもそも,今年度の春先には,
「いよいよiPhoneSE2の発表か?」
という噂が強まりました。
リーク画像が続々とあふれ出しましたし,ケース等のアクセサリが先行発売されるなど,これまでだったら,
「これは確定だな!」
と思わせるような動きが実際にあったわけです。
しかし,本当に発売になるかという点に関しては,やはり不安な面もありました。
それは,
・その時点でベゼルレス機はiPhoneXオンリーという状況でしたので,下位機種にあたるiPhoneSE後継機に「ベゼルレス機」の称号を与えることがあるのか?
・iPhoneSE自体が「安価なiPhone」というテーマ性で販売されているところに,ベゼルレス化して高価格となったSE2は受け入れられるのか?
・そもそも本当にコンパクトサイズのスマホという分野は,世界レベルでの需要があるのか?
などという点です。
あそこまで噂になっていたわけですので,開発そのものは進んでいたのだと予想します。
しかし,その将来性を考慮した上で「お蔵入り」「販売中止」ということになったのではないでしょうか。
また,その「決定」の裏には,
「廉価版iPhoneは,iPhoneXRに託す!」
という戦略的な一大方向転換もあったはずです。
iPhoneXR大コケの今,再考のときか?
そして今,再考のときが来ているのではないでしょうか?
なんせ,絶対的な自信をもって投入したiPhoneXRが,世界中で「NO」を突きつけられているわけですので。
私は,以下のような戦略もありだと考えます。来年度以降。
①第一前提として,iPhoneの主戦力を「フラッグシップモデル」とする。
つまり,来年度であれば,現iPhoneXS・Maxの後継機です。
②ただし,フラッグシップの価格帯を下げる。
目安として,現iPhoneXSの最低ストレージモデルを日本円「99,800円」スタートとする。
③iPhoneXRは廃止。あるいは価格下げで継続販売。
現在のiPhone8的な位置付け。
④iPhoneSE2の導入。
日本円「79,800円」程度からの値付け。これが「69,800円」になると馬鹿売れしそうですが,さすがにそれは無理か?
Appleが欲しい「利益率」と「シェア率」の両方を確実に取りに行くのであれば,いいアイデアだとは思うのですが…。
皆さんはいかがお考えでしょうか?
iPhoneSEとは何だったのか?
同時期に,こんな記事見も見つけました。
Appleにとって「iPhoneSE」とは何だったのか?
Appleも,我々ユーザー側も,もう一度考えてみる時期に来ているのかもしれません。