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「MOMENTUM True Wireless」レビュー⑦〜イヤピースのカスタマイズで音楽環境完成編〜

イヤピースのカスタマイズで「ワイヤレス最強音」獲得を目指す!

 ゼンハイザーが送り出した完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless」。

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 納得の音を手に入れるまでの道のりを,ここまで連載してきました。本日のブログの最後にまとめてご紹介しますので,興味のある方は是非ともご覧になってみてください。

 さて,エージングを重ね,装着方法などを試しながら,ようやくある程度の納得の音を手にしたわけですが,まだまだ不満点はありました。それは,
①低音の沈み込みがまだ少々物足りない
②中音(ボーカル帯)がやや引っ込み気味で,特に高音の演奏音が張り出してくる
③中・高音全体の張り出しが大きく,解像度が異様に高いため,「超高音寄りの音」となり,聴き疲れがする
④高音のシャリ付きが気になる
といったところ。

 つまり,このままでは,
「中・高音が強すぎて,長く聴くのには不向き」
「ただ単に中・高音の量が多い,ということではなく,解像度が高すぎて聴き疲れる」
ということです。

 ・・・すごくないですか?
 ワイヤレスなのに,「解像度が高すぎて困る」なんていう事態が発生すること事態が普通では考えられないことです。
 高音のシャリ付きは気になりますが,それ自体がこの聴き疲れの原因ではないんです。あくまでも「解像度」の問題。

 私はこれまで結構な「高音好き」と自称していましたから,そんな私がこのような捉えるくらいですので,この機種,ある意味モンスターといえるかもしれません。

 

 さて,その中・高音を抑えるためには…。
 そう,イヤピースのカスタマイズしかありません!

 

SONYのハイブリッドイヤピース,「M〜LL」全部試した!

 ちなみに,ゼンハイザー付属の純正イヤピースでは,Mサイズだと上記のような感じ,Lサイズだと低音ボワボワで聴くに堪えない…という状況。

 

 そこで望みを託したのが,SONY「EP-EX11」シリーズです。ゼンハイザーの機種に対応するということを聞き付け,俄然希望が湧いたのには理由があります。
 以前にBeatsXのレビューでもご紹介しましたが,BeatsX純正のものよりも,「EP-EX11」のLLサイズの方が満足できる音になったという経緯があったのです。

 

 そこで…。
 まずはBeatsX用に手元にあった「LLサイズ」を試すことに。
 本体が大きく,耳の中にかなり挿入することになる「MOMENTUM True Wireless」ですが,思いのほかボワつかない音です。純正のLサイズよりもかなりよく,音が自然に聴こえます。
 しかし,このイヤホンの特徴である「中・高音の解像度」が低下気味。ややくぐもって聴こえるため,「保険」という位置付けにして,他のサイズも試してみることにしました。

 

 ここで,純正とSONYのハイブリッドイヤピースのM,L,LLサイズを並べた写真を掲載しておきます。実はこのサイズ感が音質に大きな影響を及ぼすことになります。

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 次に「Mサイズ」
 純正のMサイズと比較すると,SONYの方が「横幅が短く」「高さがある」ことが,写真から分かりますね。
 このイヤピースで聴くと,大体の方向性は同じなのですが,純正のものを装着したときよりも「低音がやや少なく」「すっきりした音」になります。しかし,ただでさえすっきりしすぎて解像度が高過ぎなわけですので,期待とは逆の方向にシフトしたということ。
 もっと低音を増やし,量感を出したいわけですので,この時点で,
「MOMENTUM True Wirelessの低音を出すためには,高さではなく,横幅が必要」
だということが分かりました。

 

 続いて最後の砦「Lサイズ」
 この時点で,恐らくこのLサイズが「ビンゴ!」なのではないか…という予感がしていました。
 だって,Mでは高音側がきつすぎて,LLでは籠もっているわけで…。そのLLの籠もり方が,救いようがないという感じではなかったため,「中間」と考えると,丁度いいのかなあ…というお気楽なイメージです。

 装着して聴いてみると…。
 正に一聴して分かる…というレベルで,正に「ビンゴ!」でした。

 純正品よりもやや低音が盛られ(それでもやや足りない。どんだけ高音寄りの設定なんだ!),あれだけきつかった中・高音の張り出しが抑えられてフラットな感じ。
 かといって,LLのように解像感が削がれている感覚も全くなしです。十分以上に解像度が高い音。これで「完全ワイヤレス」なんて,知らなかったら想像さえしない音です。

 

 いや〜,最後の最後で完全に満足できる音に仕上げることに成功しました。
 ここまで粘り強く,ずるずると(?)ことを運んだ自分を褒めてあげたい…?という感じですけ。圧倒的自己満足感!

 

あなたの耳にはどれが合う?

 もちろん今回の検証で得られた結果は,「私の耳」においてのみ適応される事項です。
 SONYのLサイズの「横幅」が,私の耳穴に丁度よかったのでしょう。

 しかし,ここでいえるのは,
「イヤピースをカスタマイズすることで,理想的な音に出会える可能性を本機は有している」
ということです。 

 

 また,可能性を感じるのが,「M→L→LL」と変更した際の「振れ幅」が,これまでに体験してきたイヤホンより小さかったということです。
 つまり,本機本来の「実力」は,イヤピースに影響される可能性が小さいということ。そして,今回の私のように,サイズ感における「音質の予想」を立てやすいということがいえるのだと考えます。

 

 「高音寄り」の「解像度好き」にとって,非常に魅力的なイヤホンが登場したということは確実のようです。
 7回目のレビューにして再度言わせていただきます。
 「MOMENTUM True Wireless」,お薦めです!  

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