来春のdocomoの値下げに対抗?
年が明け,今年の話題の柱になりそうなものを考えてみると,やはりキャリアの「料金値下げ」に関することに行き着きます。
docomoが今春に4000億円程度の還元を行うと発表して話題となりましたね。
本サイトではこれまでも,スマホキャリアに対する「お上」からの要請や圧力について話題にしてきました。
個人的にはやはり,現在の大手キャリアは「儲けすぎ」だと思います。あれだけのCMを垂れ流す大量の金を,料金を下げることに利用しなさい…ということです。
さて,そんなdocomoの姿勢を受け,KDDIの高橋社長が,
「auも追加の値下げを行う」
と述べました。
さて,一体どのようになるのでしょうか?
au利用者として気になること…
まず,docomoの還元について気になっているのは,その還元方法です。
どうも様々な情報を総合すると,
「docomo withのように,機種限定で値引きを行う料金体系」
を充実されることを主にしているようなのです。
私はこれ,「ズルイ」と思います。
これでは,新型iPhoneを買い換えているようなユーザーは,どうあがいても利益を損ねることになってしまいます。
その点,auは「機種限定」の割引ではなく,あくまでも総合的な料金体系で,全ての利用者が利益を得ることができるようになっています。
まあ,新たに「4年縛り」と揶揄されるシステムが出来上がったことで,auからなかなか抜け出せなくなることも事実なのですが,それでも,auで継続利用している間は,急速に高額になっている端末代金を気にせずに最新機種を使用できる機会を保障してくれていると,私自身は捉えています。
そこで…。
高橋社長が宣言した追加の還元を,どのような形で行うのかに興味があります。
これまで同様,プラン全体の料金を下げるのか,それともdocomoのようなプランを新設する形にして,料金そのものは据え置くのか…?
私は前者で行って欲しい!
機種変するタイミングや,特定の機種にのみ適応されるプランでは,「還元」とはいいません。還元は,あくまでも平等であるべきです。
テザリング料金の設定を「何も考えていなかった」と述べるなど,この人大丈夫か…?と思わせる発言を重ねる高橋社長ですが,ここはしっかりとお願いしたい。
楽天との事業協力で,料金をどのように,どの程度下げるかについては,非常に戦略的な要素をはらんでいます。
しかし,良心的なauの料金体系を確立するとともに,
「長年継続利用しているユーザーを優遇するようなシステム構築」
に励んでいただきたい。
そのこと自体が,各キャリアの体力を盤石にするための唯一の方法だと思うのですが…。