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2019年,スマホはどこへ向かうのか?②〜「TouchID内蔵ディスプレーとFace ID」の件〜

「TouchID内蔵ディスプレー」と「Face ID」との兼ね合いは?

 2019年のスマホ動向について考えるこのシリーズ。
 前回は「ノッチの次」についてでした。 

 

 今回は,スマホの認証システム。ノッチと相関関係にある「TouchID内蔵ディスプレー」と「Face ID」について考えてみたいと思います。

 

iPhoneは「Face ID」,Android勢は「Touch ID」優先

 まずは大前提として…。
 以前の記事でも書きましたが,Appleはスマホの認証システムとして「Face ID」を,Android勢は「Touch ID」を主眼としているということです。 

 Appleとしては,独自のFace IDシステムに大きな自信をもっいますが,ユーザーから「顔を向けていないと解除できない」等の根本的な問題を突きつけられ,マスクをしているなどしていて「Face IDを活用できない場合」を想定した上で,「Touch IDの復権」も考えているようです。

 しかしAndroid勢は,Appleほどの「Face ID精度」は持ち合わせていません。Galaxyにしても,暗所ではFace ID自体が効かなくなるという話をよく聞きます。iPhoneのFace IDは,かなりの暗所でも効きますね。個人的にiPhoneXSを使用していて「暗くて解除できなかった」という経験は皆無です。
 そこで,TouchID内蔵ディスプレーを積極的に取り入れることで,弱点を克服したい思惑があるようです。

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Android勢にとってFace IDは二次的な解除方法

 

 まずは,我々ユーザーが,この部分をしっかり理解しておくことが重要だと考えます。
 当初は「Face ID+TouchID内蔵ディスプレー」という形式のデバイスはAndroid勢が大きく先行することになるはず。しかし,Appleがこれを取り入れないからといって,「iPhoneがだめ」「iPhoneは遅れている」という図式にはならないということです。

 あくまでも「正確」「安全」「迅速」に端末を解除したり,パスワード等を入力するためのシステムなわけですので,「複数システムを搭載しないと不都合」であるAndroid勢には,不安もあるわけです。

 

 しかし…。
 「デバイスと正対していないと解除ができない」「マスクをしていると解除できない」という「不都合さ」はいかんともしがたいものがあります。
 そこで,Appleとしては,「安全性等の一義的な意味合いではなく」,あくまでも利便性を担保する目的で「Touch ID」との複合案を考えているわけです。

 

さて,それぞれがどのように受け止められるか?

 私は,考え方としてはAppleを支持します。
 しかし,やはりTouch IDが便利なことは事実ですし,同等のセキュリティ能力を持っているのであれば,どちらかといえばTouch IDの方が使い勝手がいいかなあ,とも考えたりします。

 ですから,複数の解除方法があり,ユーザーの側に選択権が与えられるのが本来のあるべき姿だとは思います。
 しかし,AppleとしてはFace IDを優先したいのでしょうから,
「Face IDで認識できなかった際に,自動的にTouch IDに切り替わる」
というシステムにしていただきたい!

 

 また,問題は,世間一般が,このようなAppleの考え方を支持してくれるかということ。

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「まだFace IDだけなんて,遅れてる!」
と捉えられてしまうことも十分に考えられるわけで,Appleはこのあたりを十分に発信していく必要があるのではないでしょうか?
 それに加えて,恐らく2020年に登場するであろう「Wシステム」のiPhoneに,他を寄せ付けない技術を投入してくれることを願っています。

※最近,2019iPhoneに「Touch ID内蔵ディスプレー」が搭載されるという情報が闊歩していますが,私は「無い」と考えています。この件についてはまた後日記事にしたいと考えているところです。

 

 

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