まるで「蜘蛛の目」…なぜか惹かれる
2019年も,スマホの「争点」はカメラとなりそうです。
GoogleはPixel3で,「シングルカメラでのデジタル処理」に注力して多眼式レベルの高画質を手に入れました。
マクロ的な撮影や暗所性能など,iPhoneXSを凌駕する部分もあったわけですが,DxOMarkのスコアでは「同じ単眼眼式のiPhoneXRと同スコア」と,思ったほどの評価を得ることができなかったことは,大きな驚きでした。
「細部描写性」や「色再現性」といったカメラとしての根本的な箇所でiPhone勢に劣っていた部分に,「単眼式」「デジタル処理」の限界を感じさせる結果ともなりました。
個人的にも,
「なぜ各メーカーがこぞって多眼化を図ろうとするのか?」
という疑問が解けた思いをもつ中,どうやら2019年は更なる「多眼化」が進みそうです。
なんとNokiaから「5眼レンズ」搭載スマホの登場です。
正に「スパイダー」,デザインの評価は分かれそう…
「Nokia 9 PureView」,まずはそのお姿を…。
!!!
リアのーに7つのレンズ状の穴が並んでいますが,このうち2つは「LEDフラッシュ」「センサー」の穴だとのこと。恐らく画像の黄色い穴がフラッシュ,その右側の青く光っていない部分がセンサーなのでしょう。
問題はこの5つがそれぞれどのような役割を持ったレンズかということです。記事内には詳細がありませんが,「標準」「望遠」「マクロ」と数えても数が追いつきません。恐らく標準や望遠といった部分を複数搭載し,ポートレートモードに対応させているのだと思います。
しかもレンズは名門「ZEISS」!
Huaweiは「LEICA」を搭載して現在最高峰の画質を誇っていますので,Android勢は「ドイツの底力」を基盤にして攻めてくることになりそうです。
さて,この5眼7穴のレンズ形態。
そのデザインについてどのようにお考えでしょうか?
私は第一印象で,
「蜘蛛みたい…。」
と感じました。
でも,正直嫌いではありません。どうせやるんだったらこれくらいやってもいいと思います。でも,女性の方にはちょっとばかり敬遠されるかもしれませんね,このスパイダー…。
カメラだけじゃない!
さて,どうしてもカメラに注目してしまう「Nokia 9 PureView」ですが,それだけではありません。
まずはAndroid勢お得意の「スクリーン内蔵TouchID」。
さらに,Snapdragon 845プロセッサ,6GBのRAM,18:9のアスペクト比をもつ5.9インチディスプレイと,基本はしっかりと抑えられていますね。
しかし,完全なベゼルレスではありませんし,Androidのスクリーン内蔵TouchIDはその精度に関して問題を抱えている模様。また,チップに関しても2019年の最先端とはいきませんが,その値付け次第では魅力的な「中級機」となる得るかもしれません。
カメラとデザインで買っちゃう人がいるかも…。