目への負担を減らす「ダークモード」
以前,MacのSafariのダークモード化に関する話題を記事にしました。
この際に活用したのは,「Nightlight for Safari」という拡張機能でした。
このあと,記事にはしていませんが,「Dark Mode for Safari」というアプリも見つけ,現在両刀使いで運用しています。
前者は記事にも書いたとおり,「ページ切り替え時のフラッシュ」「書式の乱れ」が気になります。
後者は,通常のWeb閲覧時は安定していますが,何故か「はてなブログ」の原稿執筆画面が白くなってしまいます。また,最初からダークモード対応になっているページとの相性が芳しくありません。
というわけで「両刀使い」というわけです。
早くMacOS自体で対応していただきたいわけですが,ここにきて,Androidに動きがありました。
次期AndroidOSである「Android Q」では,すべてのアプリレベルでのダークモード化に対応するということです。
iOSの先を行く
現在のAppleを考えると,MacOS Mojaveにおける純正アプリや,一部のサードパーティーアプリにおけるダークモード化に止まっています。
iOSにおいては,YouTubeなどが独自でダークモード設定を用意している他は,ダークモードにする術がありません。
iOSが足踏みしているこの状況において,Androidの動きで特筆すべき点は,「すべてのアプリレベル」でダークモード化しようとしている点。
つまり,
「Android Qという新OSを使いたければダークモード化しなさいよ」
という強烈なメッセージであるとともに,
「どのアプリでもダークモード化できるだけのプラットホームを提供しますよ」
というGoogleの自信でもあると,私は考えます。
Androidというと,門戸を大きく開き,雑多なアプリが乱立しているというイメージがあります。そんな中で,本当にアプリレベルでのダークモード化が図れるのかということについては,多少の疑問が無いわけではありません。
しかし,これが実現したときには,AndroidのOSとしての価値が一気に跳ね上がるのではないでしょうか?
本来であれば,これはiOSがやるべきことでした。
アプリに関してはより管理が行き届いているわけですので,この部分に関してAndroidの後塵を拝することになるとは,個人的には思ってもいませんでした。
さあ,どうするApple?
さあ,Appleはどのように動くのでしょうか?
最近のiOSの改訂を見ていると,「操作感」「動作の軽さ」に重きが置かれているような気がします。まあそれも非常に大切なのですが,今回のような「直接的に目に見える」部分は,より重要であると感じます。
ダークモードに関しては,「目への負担」という意味において絶対的なメリットがありますので,Apple側には危機意識をもって臨んでもらいたいです。
できればiOS13では,ダークモード搭載を意識した改訂を行ってもらいたいところ。 Androidのように「全面」というわけにはいかないかもしれませんが,ある程度の猶予期間の後に,すべてのアプリがダークモードを選択できるように,あるいはiOS側で一斉管理できるように,歩みを進めていただきたい!
そうしないと,ますますiPhone離れが進みそうな予感です。