世の常? スマホ業界の再編成大詰めか?
「中華スマホ勢の対等」
が数年前から話題となっていましたが,昨年はいよいよ今話題のHUAWEIがその売上でAppleを凌駕。ちょっと前まで主役を張っていたSamsung,Appleの「次」を,中華勢が虎視眈々と狙っている…というか,極近い将来「中華勢席巻の時代」が来ることはもはや避けられないでしょう。
そんな中,先日は,Microsoftが,「WindowsMobileユーザーに対してAndroidやiOSへの移行を推奨する」というわけの分からないことが起こりました。
WindowsPhoneのサポート終了と伴ってのことですが,それにしても,
「丸投げかい!」
「ライバル名指しかい!」
と,突っ込んでしまったのは私だけではないでしょう。
そんな中,スマホ業界でも他の業界と違わず,小規模メーカーの撤退がいよいよ現実味を帯びてきたという記事が来ています。
いつ「撤退」してもおかしくない…
記事内の出荷台数データの「落ち込みぶり」を見て驚きました。
2015,17,18年の第4四半期のスマホ出荷台数推移データです。
LG 1,530万台→1,390万台→1,060万台
SONY 1,530万台→400万台→190万台
HTC 197万台→98万台→25万台
SONYとHTCに関しては,もはや「死に体」ですね…。
「下手くそ」と怒鳴ってやりたいのはSONYです。
だって,一眼レフを生産するほどのカメラ技術を有し,「WALKMAN」等のオーディオ技術の強みもあったはず。「技術のSONY」が,何の爪痕も残せずに消えかかっているということ自体に納得がいきません。
台湾の雄HTCは,本来Googleに吸収された時点でそのスマホ業界での地位は消えていたのかもしれません。
LG関しては,有機ELディスプレイ等の部品供給での強みを生かす戦略に切り替えつつあるように感じますね。恐らく会社としても,スマホ業界の中での生き残りに関してはそれほどこだわっていないのでは無いか…と予想します。
ということは…。
LGはともかく,他の2社に関しては,非常に厳しい状況といわざるを得ませんね。先が見えない状況です。
それこそ,
「いつ撤退宣言が飛び足してもおかしくない状態」
だといえましょう。
国産スマホメーカー消滅の日
残されたシャープにしたって決して売上げが好調なわけではありませんし,そもそもシャープ自体が買収されていますし…。
近いうちに「国産スマホメーカー消滅」というひ日が来るのは避けられそうもありません。
その後…ということに関してはなかなか予想が難しいですが,中華スマホ全盛時代を経て,インド等の新興国メーカーの台頭…という時代の流れになっていくのでしょうかねぇ?