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「ハケン占い師アタル」は,視聴者への挑戦状である〜杉咲花さんの振り切れ演技は期待以上〜

「行き過ぎない」寸止めの距離感が絶妙!

 注目していたテレ朝ドラマ「ハケン占い師アタル」の放送が始まりました。
 イベント会社の「落ちこぼれ部屋」に派遣された杉咲花さん演じる「的場 中」が,悩める社員達を救っていく…という展開になりそうですね。

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 しかしまあ,奇想天外な設定ではあります。
 中は,子ども時代から「相手の心が読める」ということで名をはせた占い師という設定。相手の心が見えすぎるので普段は黒いサングラスをしています。

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 表と裏の顔があからさまに異なり,占いを始めると年上に対しても上から目線…という,破綻寸前の人物設定。

 しかも,初回を見て驚きました。
 占いを始めると,相手の過去が急に目の形のスクリーン中に写し出されます。「30年前の技法かい!」と突っ込みたくなるほど。

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 そして,占いに感化された相手が急に自分自身に目覚めて「めでたし,めでたし」となる終末部分。

 どれも,もうちょっとで「行き過ぎ」「やり過ぎ」となるのですが,そこをギリギリで寸止めしている絶妙さがありました。
 また,それらを実現させているのが,杉崎さんの振り切れた演技。やはり杉崎さんの演技力が,このドラマの生命線となりそうです。

 

視聴者への挑戦状

 このドラマ,初回にして「中の,過去に何かある感」が半端ありません。当然それを隠そうともしない脚本,演出になっているのですが,杉崎さんがその「裏・表」を見事に演じ分けています。

 初めてのことを写メに納めたり,「喜んで!」と言って仕事を楽しんでいる風の「表側」。

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「あたしの占い料は10万だよ。あんたに払えないでしょっ。」
「もし占いのことを誰かにしゃべったら,殺すよ!」
とすごむ「裏側」。

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 恐らく今後,各話ごとにチームメンバー一人一人の悩みを解決していき,最終話に向けて中の過去が明らかになっていく…と,先まで読めてしまうのですが,恐らく脚本側としては,そんなことは百も承知で,視聴者に仕掛けてきているのだと感じます。

「ネタバレしてても,この脚本と杉咲花の演技力があれば,絶対に飽きさせない」
という自信の表れだと,私は感じました。
 このドラマ,テレ朝からの挑戦状です。

 

「テーマは王道」の不可思議お仕事ドラマ

 このドラマ,テーマは王道です。
 働き手一人一人の悩みを解決し,希望をもたらす…。

 しかし,その過程がなんとも奇怪極まりなく,前述した「寸止め感」も相まってこれまでにない「期待感」を抱いてしまいます。

 全体として,
「どうもテレ朝のドラマらしくないなあ」
と感じる部分があります。いい意味で。

 演出に「あえて」のわざとらしさてんこ盛り,先も見えすぎるくらい見えている…。でも,それなのに次に期待してしまう…。
 正に新感覚「不可思議お仕事ドラマ」と言っていいんじゃないでしょうか。

 杉崎さん,これで「演技派女優」としての地位をしっかりと固めたという印象です。ドラマ初回にして,今後の立ち位置までつかんでしまう杉崎さんの実力に拍手!