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2018年はiPhone8がダントツの売れ行き!〜BCN+R販売台数調査から見えてくるiPhone神話の陰り…〜

やっぱり! 2018年売上NO.1は「iPhone8」

 ええ,予想はしていましたよ。
 だって,iPhoneXS,Max,XRは10%の生産削減という情報もありますし,週単位での売上発表でも,先日までiPhone8の一人勝ち状態でしたので…。

 しかし,このような形で数字で見せつけられるとともに,その数字が予想以上の値だったりすると,やはり動揺したりして…。

 色々と考えさせられる。2018年のスマホ売上データがBCNより発表されました。

 

「新型iPhoneが売れない」という事実の意味合い

 まずは衝撃の売上データから。

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 iPhone8がなんと全体の25%のシェア…。
 iPhone8だけでですよ!

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 8Plusも合わせると,なんと2018年の30%の売上ということになります。
 全体の51%がiPhoneということで,
「尋常でない日本人iPhone好き」
も浮かび上がるわけですが,今回はそれは置いておくことに。個人的には,
「なんでMacも使わないのにこぞってiPhoneなのかな?」
という大いなる疑問は感じますが…。

 新型iPhoneのデビューは9月ということもありますが,本来ならそのシェアーはより大きくなるはずだったのでしょうから,2018年のデータはこれまでと様相が異なるはずです。

 その理由は大きく以下の3点でしょう。

 

①新型iPhoneが高額すぎた

 本ブログで再三述べているこの点が,やはり第一に挙げられるべき問題点だと考えます。
 誰だって本当は新型がいいんですよ,本音では。
 しかし,いかんせん高額すぎました。そして,機能やデザインもそれほど変化無し。元々スマホ自体がすでに「枯れた技術」となりつつあるわけですので,「できること」にはどの機種でも違いがないわけで…。

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 ついに,iPhoneをして「高すぎたら売れない」となってしまったわけです。

 

②iPhone8の「お得感」がえげつなかった

 ①の事柄が前提条件ではありますが,iPhone8の販売条件の「お得感」がえげつないことになっていたことも,「みんながiPhone8」という風潮をつくってしまったのではないでしょうか?
 「一括0円」どころか,各種割引を加えると「〇万円もらった!」という状態になった人もいたようです。
 「新型iPhone」の魅力よりも「実を取る」割合が異様に多かった結果でしょう。

 

③元々iPhone8の性能で十分,むしろ小型機,Touch ID機が求められる傾向も

 加えて,トドメがこれでしょう。
 A11Bionicのパワーは現状であっても必要十分。スマホ界においてトップクラスのままです。
 更に,どんどんその筐体が大型化していく最新スマホの中で,
「iPhone8の大きさが丁度いい」
という層も多いでしょう。

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 また,Face IDに不都合を感じているユーザーは,
「Touch IDがあるからiPhone8」
と,ご指名で購入しているはずです。

 つまり,「安かろう」ではなく,
「あえてiPhone8を選択する!」
というユーザーも相当存在するものと予想します。

 そうで無ければ,この「25%」というシェアは達成できないのでは…と考えるからです。

 

さあ,今後の展開は? そして2019iPhoneの行方は?

 さあ,問題は今後の展開です。
 iPhoneXS,Max,XRが,このままの売り方で急激に販売台数を増やすということは考えづらいと思います。

 それを打開するのは値引きか,あるいは新たなサービスか?
 しかしそれは「iPhone神話」の陰りを更に増すことに繋がりはしないでしょうか? 

 そして最大の関心事。
 2019iPhoneに,これまでのような神通力はあるのか?
 それともiPhone神話が完全に崩壊してしまうのか?
 目が離せない「iPhone注目の年」が始まります。

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