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Siriの劣等生ぶりは当面続きそう…〜Apple Siri開発チームのリーダーが退任〜

Siri開発チームリーダーが退任

 皆さんは「Siri」使ってますか?
 Apple Watch購入以来,幾度もチャレンジはしているのですが,どうしても常用するには至りません。
 特にリマインダー入力などに多用したい考えはあるのですが,どうしてもその独特の言い回しが身につかないのです。あれ,どうにかなりませんかね?
 もう少し柔軟性があれば,普段使いにまで辿り着けそうな手応えはあるのですが…。

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 また,どうしても誤入力が多いです。音声認識面での不満です。
 この点ではGoogleに大きく後れを取っている印象です。Apple純正アプリとの繋がりを考えるとSiriでいきたいのは山々なのですが,いかんせん誤入力がやる気を削いでしまうわけでして…。

 そんな中,そのSiriを開発しているチームの開発リーダーが退任するというニュースが飛び込んできました。

 

Siriに,方向転換している余裕はあるのか?

 記事によると,AppleのSiri開発チームを率いていたビル・ステイシャー氏がチームリーダーを離れたということです。

 これは何を意味しているのでしょうか?

 恐らくは,
「今のままの研究を進めても,一向にGoogleやAmazonのAI技術の差は縮まらない」
と考えての結果でしょう。

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 この手のAIは,スマホだけにとどまらず,現在で言えば「スマートスピーカー」のような情報提供デバイスにも搭載されています。
 そして正に,この分野でAppleの「HomePod」はGoogle,Amazonに大きく水をあけられている状況。

 さらに…。
 現在のスマートスピーカーの技術は,近い将来「車」や「家」という「本丸」に吸収されていくはずです。
 特に,「家と人と家電」との融合を図る「スマートホーム」には大きな期待が寄せられているのは周知の事実。

 例えば,住人が家に近づくと灯りがともったり,自動で鍵が開いたり,自動でエアコンが稼働したり…。「自動で…」という部分が便利なことも少なからずありますね。

 また,「住人のリクエストに応えて」家電が稼働するというシチュエーションも臨まれるはずです。
 テレビをつける,音楽を流す,天気予報や最新ニュース等の情報を提供する…。
 これらは「自動」でやられたら困るわけで,あくまでも住人のリクエスト次第にしてもらいたい機能です。

 この際に,リクエストを伝える手段として可能性があるのが「声」であるわけで,その「認識度合い」というのは非常に大切になって来ますね。
 リクエストを出すたびに,
「よく,分かりません…」
「申し訳ありません…」
と言われては,ストレスがたまるばかりです。

 これ,今の状況では,Appleの入り込む余地とすれば非常に苦しいものがあるのではないでしょうか?
 スマホ単位で考えてもSiri君の劣等生ぶりは明らかなわけで…。

 Appleに「方向転換」している余裕はあるのでしょう?

 

このままでいったら未来の事業からの撤退もあり得る

 私は,このままの劣勢が続けば,前述した新たな可能性のある分野から撤退せざるを得ない状況に追い込まれることさえあるのではないかと考えます。

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 この手の事業は「最初が肝心」という部分が非常に大きいでしょうから,昔の「VHS対beta」ではありませんが,GoogleやAmazonの技術が「標準」として採用させるようになってしまうと,SiriすなわちAppleが入り込む余地がなくなってしまってもおかしくはないと思うのです。

 あまりに進まないSiriの技術革新。
 Appleはどのような方向転換を図るのか?
 スマートホンに続く「次世代の主役」を取り合う経済戦争へと発展していく可能性さえあると,私は考えます。

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