要求が急速に強まるiPhone,Macでの「ダークモード」
本サイトでは,眼に優しい「ダークモード」の必要性をこれまでも記事にしてきました。
現在のAppleデバイスでは,MacOS Mojaveにおいて「一部の純正アプリ+対応サードパーティーアプリ」,iOSにおいては「対応サードパーティーアプリ」のみで,ダークモードを活用することができます。
しかし,MacOS Mojaveにおけるダークモードでは,最も対応して欲しい肝心のSafariの出来がダメダメで,各サイトごとのダークモード対応に甘んじている状態。
ですから私としては,上記の記事のように,外部アプリや拡張機能を利用して「強制ダークモード化」して利用している次第です。
無理矢理ダークモード化しているのですから,当然妥協しなくてはならない部分も多いわけで,是非ともMacOS自体で,Safariの完全ダークモード化を図ってもらいたいということを書かせていただきました。
そんな中,2019iPhoneの筐体とiOS13のダークモードを組み合わせたイメージ画像が公開されました。これ,是非とも実現していただきたい。ポイントはやはりSafariでしょう。
「Android+Chrome」による「完全ダークモードWEB閲覧」に対抗できるか?
掲載されている画像がこちら。
まあ,はっきりいって,こんな画像はどうでもいいです。
問題は,Android勢の攻勢に追いつくことができるか…という点です。
次期AndroidOSの「Q」では,すべてのアプリにダークモードを要求するという情報もあり,急速にシステム全体としての「ダークモード化」を進めつつあります。
また,先日は「Chrome」も,MacOSとWindows10双方でダークモード化させる準備があることを発表しました。
ということは,今年中に,「Android勢+Chrome」というライバルが,全面ダークモード化する公算が強くなったわけです。
さて,iOS13およびMacOS Mojaveのダークモードは,このライバルに対抗できるほどダークモード化を図ることができるのでしょうか?
アプリ単独対応から,OS完全対応の時代へ
ポイントは,ダークモードに対して,これまでの「アプリ単独対応」から「OS完全対応」へと舵を切れるか,ということに尽きると考えます。
そしてその中心はWEB閲覧アプリです。
SafariとChrome。
個人的には純正のSafariを活用していきたいと考えますが,もしChromeがSafariよりも優れたダークモードを搭載してきたら,iOSにおいてもMacOSにおいても,乗り換えを考えるかもしれません。
Appleには,是非とも本腰を入れてダークモード対策を練っていただきたい!