膨らむ「折りたたみiPhone」への妄想…
期待の超新星「Galaxy Fold」がついに発表され,ついに「折りたたみ式スマホ時代」がスタートしました。
まだまだ超高級品ですし,その使用形態も今ひとつ未知数であるため,この流れが本流となるのか,それと支流のまま終わるのかは分かりませんが,私は「本流」になると考えます。
理由は先日のGalaxy Foldの記事中も書いたとおり,「画面保護」の観点です。現在のスマホのように,大画面が常に外部にさらされている形状ですと,衝突,落下によってディスプレイ破損の危険が常に隣り合わせなわけで,それを防ぐためにもディスプレイを内部に折り込める形状が望ましいと考えます。
さて,こちらも先日の記事ですが,折りたたみ式iPhoneの新特許についてお伝えしました。
すると,なんとこの特許を基にしたコンセプト画像が早速公開されたようです。
これこれ,外側に大型ディスプレイは必要なし
今回のApple新特許の最大の特徴は,「縦開き」であること。
以前から主張していますが,横に開いて「超大画面」にするよりも,縦に開いて旧来のデザインとして使用する方が,実生活での使用感はよいと考えます。
横開きですと,どうしても「片手操作」が根本的に不可能になります。これだったら,iPadPro10.5インチのような小型タブレットでも代用が効きますから,「スマホ」特有の旨みを感じる機会が減少するのではないかと考えるのです。
しかし,この「縦開きiPhone」。
実用化し,かつ快適性も追求するとなると,なかなか難しい面があると思います。
まずはその「厚さ」。
薄すぎると,片手で持った際に持ちづらいですし,そもそも指で挟み込んで持つ際に安定感が損なわれると考えます。
反対に厚すぎると,二つ折りにしてたたんだ際に厚すぎることになって,かさばりますし…。
この時点でなかなか難しい…。
さらに,「横幅」も難しい。
「横開き」に対抗して画面サイズを求めようとすると当然横幅が広くなり,これも持ちづらい。「薄くなって,幅が広くなって」では,最悪の展開です。
やはり「形状を変える」ということは,それなりの大胆さとともに,相当の綿密さが必要となるようです。
普及するには,やはり価格ですね…
Galaxy Foldはこの4月に発売です。
もはや折りたたみ式スマホは夢物語ではないのです。
とすれば,当然折りたたみiPhoneも近い将来,現実のものとなるでしょう。
しかし…。
ただでさえプレミアム価格になってしまっている,今年のiPhone。
Galaxy Foldでさえ「22万円超」ということですので,iPhoneとなると…。
もしかすると「25万円」という価格設定になるのかな…?
まあ,これでは普及は難しいですね。やはり課題は価格,ということになるでしょう。