「アプリレベル」での連携ができればApple軍団最強!
以前から話題にはなっていました。
iPhone・iPadアプリを,自由にMacでも利用できるようにする,ユニバーサル化の考え方。
現在「アプリ」といえば,iPhone・iPadに特化したものが多く,Macで利用できるもののでも,機能が限定されるものが殆どでした。
そもそもMacのApp Storeが有効に機能しているとはいえませんよね,現状では。
魅力的なアプリがiPhone側のApp Storeほど見当たりませんし,定番もの以外は閑散としている状況。
アプリ自体がユニバーサル化されるのに伴い,App Store自体が統合されるという情報もありますので,もう「期待」しかありません。
そんな中,いよいよ本格的に動いていくことになりそうです。
そのきっかけはWWDC2019にあり!
移植用ソフトウェア開発キット「SDK」
そもそもWWDCは,ソフトウェア関連の発表という意味合いが強いようで,例年新iOS,MacOSの発表の場となっています。
当然今年もiOS13と新MacOSの発表があることが予想されますが,今回のもうひとつの目玉が,
「デベロッパーにiPadアプリをMacに移植できるソフトウェア開発キット(SDK)」
の発表であるとのことです。
記事によると,当初はiPadアプリのMac対応が先行し,2020年にはiPhoneアプリもMacに対応できるようになるとのこと。
こちらが考えている以上のスピード感で,ユニバーサル化が進むことになるのかもしれません。
開発者側が悩んでいるのが,iPhoneXS・iPad・Macとの「画面サイズの違い」ということです。しかし,「iPhone←→iPad間の移植」は,比較的順調に進んでいるように思われますので,この「サイズ感」の問題は,「SDK」の提供で一気に解決することになるかもしれませんね。
気になる「MacへのAチップ搭載」との兼ね合い
個人的に非常に気になるのが,これらのアプリ間のユニバーサル化が,噂されているMacへのAチップ搭載と絡んでいるかどうかです。
このアプリ共有は,CPUと何らかの関わりがあるんですかね?
それとも,互いに全く関係の無い部分の話で,たまたま移行期が重なっただけなのでしょうか?
もし,アプリのユニバーサル化とAチップとの間に何らかの必然性があるのだとすれば,ここ数年がMacにおいての「大変革期」となるかもしれません。
先日記事にした「Macのメジャーアップデート」との絡みもあり,諸事情の関わり合いが非常に気になるところです。
いずれにせよ,ただでさえ「OS間連携」のメリットが大きく,ユーザーの心をわしづかみにしているAppleデバイスに,「アプリ連携」というさらなる強みが加われば,私にとって「Apple最強」という構図になり得ます。
今年の最大の注目点は,もしかするとMac…ということなのかもしれませんね。