折りたたみ式スマホの決定的弱点とは?
GalaxyFoldやmateXが登場し,いよいよ「折りたたみ式スマホ」の時代に突入です。
しかし,その価格は目玉が飛び出るほど高額な上,一般人が安心して使用する品質・使用環境には届いていないようにも感じます。
本ブログでは,その「画面」に関して,特に画面を外側にして折りたたむタイプであるmateXについては,懸念を表明してきました。
片面でさえその扱いに気を遣うスマホです。
それが両面に配置されるとなると,一体どのようにして持ち運べばいいのでしょう。「袋状」のスリーブに入れて持ち運ばないと,安心できませんよね,これ。
やはり,普段使いの面で「安心して」使えるという部分を担保していただかないと,「携帯」としての意味合いが損なわれてしまいます。
まあ,現在のスマホも,大型画面採用で,落としたら危ういことまちがいなしですので,この点に関してはすでにグレーゾーンといったところ。
これ以上の気遣いはしたくありませんので,「内側に折りたたむ」タイプにしてもらいたいのです。
さて,これ意外にも「もっとも!」という部分に言及した記事を見かけましたので御所介します。
「ヒンジ曲げ」は故障の原因にならないのか?
有機ELの時代になり,その「折り曲げられる」という特性を生かした形で「折りたたみスマホ」が可能になったということは皆さんご存知でしょう。
そしてまた,
「いくら折り曲げられるからといっても,その耐久性は大丈夫なの?」
という疑問もお持ちのことでしょう。
上記の記事内では,
「GalaxyFoldは,数千回の折曲げができる」
と紹介されています。
私,これを見て驚きました。
「たった数千回ですか?」
と。
一般的な一眼レフのシャッターの耐久性は,10万回と言われます。
これでもプロであればあっという間に超えてしまう数字でしょう。
しかし,特別プロでなくても(笑),スマホの「開閉」を1日に何回行うでしょうか?
当然一回見たら閉じてスリープ状態に戻す…という動作を幾度となく繰り返すわけです。
たぶんこの数字,間違いですね。
別記事には,「数十万回」「20万回」という数字が出ています。
まあ,本当にこの数字が正しければ,2年間は心配なく利用できるのでしょうが,私は鵜呑みにはしていません。
完全には壊れなくても途中から「折り目」や「しわ」のようなものが少しでも浮かんでくるようであれば,スマホの魅力が台無しです。
また,有機ELそのものだけではなく,外側のヒンジ部分の耐久性の心配もしなくてはなりません。
このように蛇腹状のもの。
はたまたヒンジ部を支点に開閉するもの。
いずれにしても,
「故障するんじゃないかな…?」
というつくりに見えるのは私だけでしょうか?
この部分が一般的に明確に担保されない,いくら価格が下がってきたにしても,なかなか手を出しづらいと考えているところです。
故障を考えると,一枚板はスマホは消えない?
このように考えると,現在の「一枚板状」のスマホのスタイルって,理にかなっているのかも知れません。
まずは開閉の機械的な部分での故障はあり得ませんので。
また,OPPOなどは,コンセプトモデルとしての折りたたみスマホは発表するものの,販売はしないということを明言しています。
今後,折りたたみスマホが普及してきても,意外と主流は現行の筐体のまま…という状況が続くのかも知れませんね。