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ついに…世界スマートフォン出荷台数,初の「減少」〜淘汰の時代がやってくる…しかも急速に!〜

スマートフォンは「当たり前」の存在に…

 私がスマートフォンを初めて手にしたのは,iPhone3GS。
 まだSoftBankが独占販売している時代でした。
 当時は,秋田のど田舎では,秋田市街の中心部を抜けると「圏外」になることも多かったわけですが,そんな不都合をさっ引いても「楽しさ」しか感じなかったのを覚えています。

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 購入したヤマデンの駐車場でデバイスを取り出し,初めて「指でスワイプ」して画面を切り替えたときの感動…。
 目に焼き付いていますねえ〜。(しみじみ…)

 しかし…。
 時は流れ…。
 時代はスマホがあって当たり前の世の中です。
 もはや「スマホ」といっても,何の斬新さも感じません。最近の「折りたたみ式スマホ」に関してさえ,異常なほどに冷静に分析している自分がいます。

 それほどスマホは「枯れた存在」になったわけです。
 ここでいう「枯れた」という意味合いは,何も悪い意味ばかりではありません。
 その言葉の裏には「安定」「安心」「自分なりに選択できる」といった,スマホ黎明期にはなかったプラス面も当然含まれるわけです。

 でもでも…。
 「飽き」という感覚もあるわけで…。
 そして,ついにそのときがやってきました。
 2018年,スマホ出荷台数が,ついに前年を割り込みました。史上初のことです。事件です!

 

予想どおり…際立つHUAWEIとXiaomiの躍進ぶり

 記事には,2017年と2018年の,第4四半期の比較と,年間の出荷台数の比較という,2つのデータが掲載されています。

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 まず注目したいのが,第4四半期・年間双方とも,2017年に対して2018年の出荷台数が減少しているということです。
 年間は「4%の減」,第4四半期では「7%」の減。

 第4四半期については,Appleの惨敗ぶりが際立っています。そう,高価格化とXRの失敗による記録的なiPhoneの売上減が,数字になって現れている部分。
 ですから,第4四半期の「7%減」が,全体の傾向として加速度的に売上が落ちているのか,iPhone不振が影響してたまたま数字が大きくなったのかは,微妙なところですね。

 逆に,中華スマホ勢の急伸ぶりが際立っています。特にHUAWEIとXiaomi の伸びが尋常ではありません。
 スマホ全体では出荷減の傾向になっているにもかかわらず,それぞれ3割程度数字を伸ばしているのですから,どれだけ異様な伸びであるかがうかがえるでしょう。
 この両社は全体のシェアにおいても2〜4%数字を伸ばしています。同じ中華勢の中でも,頭1つ抜け出した感がありますね。

 

限界が見えた中,Apple,Samsungの行く末は?

 さて,スマホの流通に関しては,完全に「一回り」し終わった感があります。
 当然その「性能面」においても,低価格機種でも一通りのことは何の不都合もなくできるまでになっています。

 それに加えて「買い控え」て長く使おうとする機運の高まり…。
 これはもう,特にSamsungとAppleに関しては,方向転換を探らなくては生き残れないところまで来ているのではないでしょうか?

 Appleとしては利益を確保しやすい「高級路線」出行きたいのでしょうが,調子に乗りすぎると痛い目に遭うことを,今回のiPhoneXS系・XRで学んだはず。
 さて,2019iPhoneではどうしてくるのか?
 あくまでも高級機路線を維持するのか?
 多少の値下げをしてユーザーのご機嫌を伺うのか?

 Samsungは,フラッグシップ,中級機,廉価機と,上手に棲み分けをする戦略を撮っているようです。しかし,下げ止まりが止まらない…。
 こちらはこちらで,なかなか先行きが見えないのではないかと考えます。
 現在のところは,有機ELの生産で絶対的な強さをもつSamsung。サプライヤーとしても,スマホメーカーとしても生き残るには,非常に緻密な戦略を練っていく必要があるのではないでしょうか?

 にしても…。
 GalaxyS10の様子を見ると,これまでとあまり変化がないような…。
 このままだと,2019年度のSamsungの業績は,下げが止まらないような予感がします。

 さて,Appleはどう出るのかな?

 

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