驚きをもって迎えられた「新型Air」
いや〜,あまりの急展開に世界中がびっくりしたようです。今回の「Air」と「mini」の発売。
その原因の一つ目は,3/25のイベント前での予告無し発売。
先日も書きましたが,これまでのAppleは「イベント前」あるいは「イベント終了後」など,イベントと絡めてデバイスを発表・発売することが殆どでした。
まあ,当然ですよね。その方がインパクトがありますから。
しかし今回は「1週間前に」「いきなり」の発売開始。
これまでにないやり方に,私としては,
「3/25は動画配信サービスのみのイベントとなりAirPods2等の新デバイスの発表はないかも…」
と予想したことも,前日の記事に書かせていただきました。
「びっくり」の二つ目の原因は,発表されたのが「Air」だからです。
これまで途切れていた「Airの系譜」を復活させ,「Proと無印の間を埋める」目的があるのでは…ということも,上記の記事に書かせていただきました。
興奮冷めやらぬ中ですが,なんと早くも新型Airのベンチマークが出ています。
それ結果は…やはり「丁度いい高性能」でした!
A12Bionic搭載で,iPhoneXS並みの性能…もうこれで十分!
前掲記事で,そのスペックについても触れていますが,もう一度おさらいを。
新型Airのチップは「A12Bionic」で,現行iPhoneXS系・XRに搭載される「現役」のものです。
これまでの廉価版iPadでは,数年前の「型落ちチップ」が搭載されることが殆どでしたので,Appleがこの新型Airを単なる「廉価版」として捉えていないことが分かりますね。
しかし,「Pro」に搭載されている「A12X」が与えているわけでもないことからも,やはり,
「Proとの明確な差別化」
「一般ユーザーにとっては十分な高性能」
というコンセプトをもったモデルだということが浮き彫りになりますね。
iPhoneXSと同じチップ…ということで,ベンチマークの方も大体想像がつくのですが,それがこちら。
2018iPhoneとほぼ同等のスコアですので,「超高性能」の部類に入ります。
このパワーであれば,一般的な使い方をするのであれば,しばらくの間は何の不満もなく使用できることは明白です。
しかも,ディスプレイの不満が一掃されましたので,無印iPadのようなApplePencil使用時の「遅延」「ペン先と実際に描画される部分との隙間問題」もなくなるわけで,本当の夢のような「丁度いいモデル」ということができるでしょう。
改めて気付かされる「Pro」のパワー
全く「Air」で不満はないわけですが,以前もご紹介した「Pro」のパワーが,ここに来てますますクローズアップされることになりそうですね。
ここで紹介しているベンチマークがこちら。
MacBookPro2018並みという驚愕のデータ。
そりゃ,「強い」わけです。
しかし…。
現状では,その「強さ」を十分に享受できる環境にはなっていないように感じます。
特にアプリの環境で…。
とすると,ますます新型Airの「驚異的なコスパのよさ」がクローズアップされることになりそうですね。