正に衝撃! こんな裏切りは初めてだ!
3月最後の金曜日。
そう,金曜日。
Appleが新製品を発表するのがこのタイミング。
丁度,有名アナリストが,
「このタイミングでAirPowerが発表される!」
と予想していいたことも相まって,私自身,
「来る!」
と考えていました。
予想させていた朝4時頃に目覚ましを掛け,枕元のiPadを見ると…。
目に飛び込んできたのは,このBen Geskin氏のTwitterでした。
Canceled???
私,今日が4月1日じゃないかと ,一瞬疑ってしまいましたよ,本当に。
衝撃です。
今まで待たされた私たちは,一体何だったのでしょうか?
これは,Appleの裏切りです!
だったら何故期待を持たせ続けたの?
わたしが憤っているのは以下の2点についてです。
①何故今になってのCancelか? ユーザーへの告知,これまでの商品に販売方法はこれでいいのか?
②AppleデバイスのQi充電は誰が保障するのか?
まずもって,「問題外」だと考えているのが①についてです。
ユーザーはどれだけ待たされたと思っているのですか?
恐らく,「Apple純正」を心待ちに,サードパーティー製にあえて手を出さなかった方々がかなりの大多数を占めるものと考えます。
正式に発表した製品です。
しかも発表したのは,世界有数の企業,天下のAppleです。
何故もっと早く,
「手間取っている」
「もしかすると最悪のことも考えられる」
と,アナウンスしなかったのでしょうか?
今回の件は,「技術的な問題」のようですので,ある程度「先」は予見できていたはず。我々は,Appleの体裁に付き合う気はさらさらありません。
更に,「最悪」だと考えるのは,「暗雲が立ちこめていた」のにもかかわらず,
「AirPower登場ありき」
をちらつかせた販売方法をしれっと継続したAppleの姿勢です。
iPhone8以降のiPhoneはQi充電対応のガラスバック。もちろん値段が上昇する要因にもなっていたはず。
もちろんApple Watchだってそう。
そして,私が最も許せないのが,「AirPods(第2世代)」の販売方法です。
だって,Qi充電対応と非対応の両方を売り出し,パッケージには「AirPower」の名称を明記して販売しているのです。
しかも!
新型AirPodsが販売されてまもなくの「AirPower発売中止」のアナウンス。
どう考えたって,
「Appleは知っていながら,Qi充電対応の高い方を売ろうとした」
のです。
「AirPowerがまもなく出る…」
と考えていた層は,そりゃ高くたって「Qi充電対応」を選択しますよ。
無理を承知で言えば,
「Appleは差額の5,000円をバックしてQi充電非対応機への移行を保障すべき」
です。
あまりにもやり方が汚いです。
本当に,本当に,残念でなりません。
計画の頓挫を正直に伝えるべきだった!
Appleユーザーは,絶対に許してはいけない事案だと思います。
確実に責任問題にしていただきたい大問題です。
Appleは,計画が難航していることをアナウンスすべきでした。
そして,計画そのものの頓挫の可能性を,できるだけ早く知らせるべきでした。
そして,AirPodsに関しては,「Qi充電非対応モデル」と「Qi充電ケース」を基本として販売し,希望者には
「Qi充電対応モデル(本体のみ)+Qi充電ケース」のカスタマイズ販売を行う
などの,誠意ある対応が必要でした。
さて,Appleは今後どのような対応をするのでしょうか?
また,今後のデバイスについて,今までのようにガラスバック等の「Qi充電対応」を標準で謳うのでしょうか?
私は,「Qi充電対応モデル」と「非対応モデル」とをセレクトできるようにするのが筋だとは思います。
もちろん,コストの面でそれは難しいであろうことも重々承知の上ですが…。
しかし,「純正Qi充電機」をもたないメーカーのQi充電デバイスって,笑い話にもなりません。
そのくらい,今回の「AirPower発売中止」はAppleにとって大きな痛手です。
間違いなくAppleの企業としての信頼性は大きく低下しました。
中華勢の技術革新が進む中,取り返すのはなかなか困難な失態をしてしまったのではないでしょうか?