期待していた「Safariのダークモード対応」の結果は?
以前から,本ブログでは画面のダークモード化の重要性を主張してきました。
とにかく,「目への負担」が違います。
特に,大画面で画面を見つめることになるMacにおけるダークモード化の重要性は喫緊の課題とさえ思っています。
Macの純正アプリや,主要どころのアプリのダークモード化はかなり進んでいますので,最大の関心事は「Safari」。
これまでは,タブ部分などのごく一部にしか対応していなかったため,今回の「macOS Mojave 10.14.4」 へのアップデートで,どの程度まで対応が進むのかに大きな期待を寄せていました。
と同時に,
「結局は各Webページの対応による」
という情報が広がったことで,正直過度な期待は禁物だな…と考えていたところでした。
ダークモード対応を謳ったChromeの最新版でも,殆ど役に立っていませんでしたし…。
さて,実際のところは…?
予想どおりの「残念賞」
まずもって,アップデート前の情報を見ると,すでに嫌な予感がしました。
次のような説明の一分が冒頭にあったからです。
「カスタムカラー設定に対応しているWebサイトでダークモードに対応」
専門的な知識は皆無なのですが,
「あっ,やっぱり無条件じゃないんだ…」
という思いがしたわけです。
そして,アップデート後に確認すると…。
そう。通常の使用においては以前と殆ど変わりがありません。
つまりは,
「一般のWEBサイトの殆どがカスタムカラー設定に対応していない」
ということなのでしょう。
これではいくらAppleが「ダークモード対応」を歌っても,肝心の我々ユーザーになんのメリットもありません。
AirPowerの件といい,最近のAppleのやり方は,ここら辺がユーザーの感覚とズレているんですよねえ。
というわけで,全くの空振りに終わったという今回のアップデートでした。
個人的には,前掲の記事内にある,Safariのプラグイン「Nightlight」をだましだまし使っていくしかなさそうです。
iOSも心配…
これ,iOSも同じような道を辿りそうですね。
純正アプリは対応するが,Safariはウェブページの仕様に左右されるという…。
いや〜,本当に早くダークモードの重要性に気付き,対応していただきたい。
まずはYahoo!などの大手がぐいぐいとダークモード対応を推し進め,ワードプレスやはてなブログもダークモード対応を標準化する。
業界が一致団結して進めていかないと,結局はこのままの足踏み状態が続いてしまうような気がします。