ざわつくAirPods界隈
降って湧いた「AirPods3」の発売情報。
私は,この春のAirPods2が出た時点で,昨年度来から噂されて生きた「2019年中のAirPodsのビッグチェンジ」はなくなったと考えましたし,その考えは今も変わりません。
さすがに半年強でのモデルチェンジはありえないでしょう。
今回のモデルチェンジも,いわば「チップの載せ替え」しか目玉がありませんでしたし,これですぐにビッグチェンジが来たら,さすがにユーザーは怒っていいのではないでしょうか?
そんな中,早速「AirPods3」のコンセプト画像が発表されました。
まあ,これまでのApple流の進化を辿っていて,納得できる部分もあるのですが,それ以上に気になるのは,そもそもの「形状」です。
ノイズキャンセリング機能搭載が噂されている時期AirPods…。
だとすればその形状は必然的に…。
ApplePencilを意識した形状・使い勝手の進化はイヤホンでは微妙…
まずは記事中の画像を基に,その「進化?」について考えていきましょう。
まずもっていえるのは,今回の画像は,単なる形状変化のみの提案であって,機能的な進化と結びつく建設的な内容ではないということです。
この点が非常に残念な記事となっています。
今回の画像の最大の特徴は,「第2世代ApplePencil」を強く意識したものになっているということです。
背面に平らな部分があり,この部分同士でBeatsXのようにくっついたり,第2世代ApplePenciのようにiPadに貼り付いたりします。
まあ,耳から外してケースに戻さずに…という状況もありますので,左右がひっつくというアイデアはまずよしとして,本当に間抜けなのが,「iPadに貼り付けよう」というアイデアです。
まあ,マグネットを入れ込むことでつくにはつくのでしょうが,日常的にこの方法で一時保管するユーザーっていますかね?
出っ張りがあるイヤホンでは,何かの拍子に外れて落下してしまう危険性が大きく増しますので,私だったら絶対にやりません。
また,AirPodsは非常にコンパクトで優秀なケースが売りですので,私だったら外したら基本的にすぐにケースに入れますね。すぐに耳に戻す場合を除いて。
これ,実現するようだったら,「魔法」と言われたAirPodsの魅力が削がれてしまうような気がします。
さらに,ケースの画像も出ているのですが…。
なんすか? これ?
このような裸の状態で保管しますか? AirPodsを…。
先ほども書きましたが,AirPodsの大きな魅力はそのケースにあります。コンパクトで,入れたらすぐ充電,バッテリー残量もすぐ分かる,イヤホン本体の保護もしっかり…等々,本当にいいことづくめです。
もしこの平面的な充電器が採用されるとすれば,これとは別に持ち運び用のバッテリーケースが付属するの?
コンセプトがずれずれです。これはないでしょう。
このままインイヤー型なの?
とまあ,非常に残念な今回の記事なのですが,それよりも気になるのはこのまま「インイヤー型」の形状で第3世代が登場するのかということです。
私は今年中のモデルチェンジはなく,2020年秋位ではないかと予想しますが,そのキモは「ノイズキャンセリング機能」だと考えます。
以前,Appleがカナル型のイヤホンの特許を申請したという記事を書きました。
その画像が非常に興味深いものでして…。
「うどん」と揶揄されたAirPodsの形状ですが,私は理に適ったものだと評価しています。
しかし,もし「ノイズキャンセリング機能」を搭載するとすれば,このままの形状では不可能だといえるでしょう。あまりに外部からの音を拾いすぎです。
さらに。思い切った提案をします。
現状の「うどんタイプ」の軽快さをAppleが「必要」だと考えているならば,ノイキャン搭載機は,
「全くの新型モデル」
として登場してもいいのではないでしょうか?
☆イキャンと音質に特化した「AirPods Pro」。
いかがですか,お客さん?