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世界ウエラブル端末市場でAppleが「25.8%」のシェア〜好調とみるか? 今後への不安を感じるか? あなたはどっち?〜

世界ウエラブル端末市場でAppleが「25.8%」のシェア

 活発化の一途を辿る「ウエラブル端末市場」。
 Apple Watchで先陣を切っているAppleは,AirPods2,PowerBeats Pro等を続々と投入し,この分野での絶対性を構築しようと躍起になっているように見えます。

 折しも,これまでの「iPhone至上主義」からの脱却を唱えた3月の発表会やWWDC2019を通して今後の方向転換を主張し始めている中,ウエラブル端末はAppleにとっての大きな生命線の1つとなってくることは明かでしょう。

 Appleがこれまでにない戦略に進もうとしている中,2019第一四半期(1〜3月)の世界ウエラブル端末出荷台数に関するデータが発表されました。
 一見好調なAppleですが,私は不安も感じています。 

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やはり脅威は「中華勢」の勢い

 では,出荷台数データを見てみましょう。

 まずはウエラブル端末全体の出荷台数。
 これには,腕時計式端末,ワイヤレスイヤホン等,ウエラブル端末全てが含まれます。

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 1Q2019において,Appleが25.8%と,全体の1/4をキープしていますね。
 第2位のXiaomiが13.3%ですので,倍近い差を付けての強さを誇っているのが分かります。
 しかし…。
 1Q2018で26.8%のシェアであったこと,HUAWEIやSamsungの伸び率が異様に高いことなど,不安材料も見て取れます。

 次に腕時計式端末限定のデータ。
 AppleでいえばApple Watchがここにカウントされますね。
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 驚くことに,こちらのAppleのシェアは「第2位」です。
 昨年度は12.6%のシェアで第1位でしたが,3ポイント以上下げての2位。ここでもHUAWEIの異様な伸び率が目を引きます。
 それにしても,Apple Watchのシェアって,こんなに低かったんですね。価格が低く,機能が限定的なモデルが多く売れるのは分かりますが,正直もっとシェアが高いものだと勝手に想像していました。

 最後のグラフは,四半期ごとの出荷台数のシェアですね。

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 2018最終四半期にAppleのシェアが上がっているのは,Apple Watchの新製品が投入されたからでしょうか?
 今年3月にAirPods2,5月にPowerBeats Proのが投入されたこともあり,恐らく2Q2019のシェアは格段に跳ね上がるのではないでしょうか?

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中華勢の伸びと,米中対立と,Appleの方針転換と…

 先日のWWDCに関する記事でも書きましたが,Appleは明らかに「iPhone頼み」の戦略から,各種サービス・ウエラブル端末といういう新たな市場に重きを置き始めています。

 それを念頭に入れた上で今回の記事を読むと,
「ウエラブル市場も,Appleが独占しているわけではない…」
という危機感を感じます。
 少なくとも,今回25.8%のシェがあるから安泰だ…という気持ちにはさらさらなれません。

 むしろ,
「Apple WatchやAirPodsで,イメージ的には先陣を切っていたはずのAppleが,気付けば追い上げられている…」
と感じるのです。

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 iPhoneに頼らず…という意味で重要なポジションにあるウエラブルにおいても安穏とできないなんて,現実はなかなか厳しいものです。
 その上に…。
 米中経済対立やHUAWEI問題などで,不透明なことがてんこ盛りですので,1年後の予想がなかなか難しい状況ですね。

 分かっているのは,プレミアムに価格帯で勝負を挑むAppleと,安価かつ高性能で売る中華勢との一騎打ちであるという点。
 それを承知の上で,Appleがどのような細かな戦略を練っているのか,非常に興味深いものがあります。