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WWDC2019から感じたこと②〜iOSの「軽量化」「高速化」が意味するもの〜

Appleの「ブラッシュアップの意識」は生きていた

 前回は,WWDC2019で特に気になった「Project Catalyst」「iPadOS」「iTunesの分割」という話題に関して書かせていただきました。  

 今回は,「iOS13」のことについて…。 

 1年前に発表された「iOS12」は,機能化が拡張したのにもかかわらず,iPhone5sでも動作するなど,「旧デバイスに優しい」OSでした。
 この点に関して,WWDC前には,
「iOS13では,iPhone6sも切り捨てられるのではないか?」
という噂が流れ,
「これまでのAppleの考え方とは真逆では?」
と記事にしたこともありました。

 しかし…。
 今回のiOS13でも,
「iPhoneSE以上の機種が適応となり,iPhone6sまでは生き残る」
という結果になりました。
 「5s」と「6」が適応外となったのは残念ですが,
「OSをブラッシュアップさせることで,旧機種の実働年数を保証する」
というAppleの考え方がギリギリ保てたのではないかと考えます。

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 この,
「旧機種でも快適に使用できる」
という概念は,
「新機種では,より快適に使用できる」
ということに直結することでしょうから,ユーザーとしては大変頼もしい限りですね。

 

「軽量化」「高速化」でユーザーが受ける恩恵とは?

 さて,Appleは,
「iOS13で,アプリの起動が2倍高速化するなど,パフォーマンスが向上している」
と主張します。
 しかし,当然これは「話半分」という部分ですね。

 ユーザーとすれば,
「OSをアップグレードしても遅くはならない」
「若干の改善程度」
と捉えておく方が幸せになれるでしょう。
 これまでの例からいって…。

 むしろ,アップデートのたびに重くなっていた当初からすると,そんな懸念がなくなっただけでも儲けもの…程度の感覚でいいでしょう。

 むしろ,私が評価しているのは以下の2点です。

①アプリ容量のスリム化
②Face IDの高速化
 ①に関しては,「50%ほど」の断捨離になるようで,単純に容量や起動速度の点で,メリットになりそうです。
 ダウンロードやインストールも,これまで以上に家庭期に行えるようになるのは間違いがないでしょう。
 
 ②に関しては,Appleの執念を見感じます。
 とかく批判を浴び価値なFace IDに関し,その安全性を担保しつつ,「OSアップデートによる高速化」をアピールしてきたこと自体に,
「我々の認証システムの中心は,なんといわれてもFace IDだよ!」
という頑固さが感じられてなりません。

 2020年iPhoneでは,ディスプレイのどこを触っても解除できるようなTouch IDの復活も噂されています。
 しかし,恐らくそれは「Face ID+Touch ID」のダブル解除システムとして登場すると私は考えています。

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 そして,その際でもあくまでも「中心」はFace IDであるはず。
「マスク等で解除できないとき,補助的にTouch IDを使ってね!」
というアプローチだと考えています。
 

今後も「ブラッシュアップOS」あり続けて欲しい!

 iOSには,今後も「ブラッシュアップOS」であり続けていただきたい。
 Androidは,搭載するデバイスがメーカーごとに違いますし,OSとデバイスとの一貫性がiPhoneほど強くないのは当然のこと。

 Appleデバイスを利用する意味合いはここに凝縮されているようにも思えます。

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 使用上の快適性と,使用する上での安心感…。
 iOSには,この2本立てで,今後もいい意味での「我が道」をいってほしいと願っています。

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