「小松菜奈+菅田将暉」の破壊力!
小松菜奈さん。
本ブログ一押しの女優さんで,ここ最近切れ目無く映画出演が続いています。
以前の記事で「カメレオン女優」と紹介したことがありましたが,最近の彼女の様子を見ていると正にその言葉が当てはまるような…。
清純な役どころ,時代劇ではお転婆な姫,精神的にぶっ飛んだ役等々,驚くほどの役柄に挑戦して力を付けている最中という印象です。
菅田将暉さん。
歌ってよし,演じてよしのスーパースターという印象。それでいてトーク番組では落ち着いた話しぶりと,お茶目な面との両刀使いで,若手俳優の中でも群を抜いた注目度を誇ります。
そんな二人は,実は縁が深いのです。
最も印象的なのは「溺れるナイフ」でのW主演。
田舎での暮らしを運命づけられた少年と,都会でモデルをしていたが両親とともに田舎に引っ越してきた少女。
互いに惹かれ合いながらも,ある事件に巻き込まれる中で運命に翻弄される…という,非常に難しい役どころを瑞々しく描いた良作です。
小松さんの清純さと艶めかしさや妖しさという部分が非常によく表現されていて,この役は小松さん以外にありえないと感心したものです。
また,その後も「niko and…」というブランドが作成したショートムービー2点で共演。こちらは残念ながら現在は見られないようですが,第1弾が「喫茶店のマスターと客」,第2弾が「漫画家と原作者」という役柄でした。
第1弾は「しっとり,おっとり」のムード,第2弾は「プロの意地をかけたバチバチのバトル」という,好対照の動画でした。
そして…。
そんな二人が待たしても映画で共演します!
その映画が何と,中島みゆきさんの名曲「糸」をモチーフにした恋愛映画だということ。
これは期待できそうです!
13歳から31歳までの恋愛を描く…
上記記事内でのストーリー説明には,
「映画『糸』では,平成元年生まれの男女が出逢い,別れ,そして平成の終わりに再びめぐり逢うまでの18年間を,「生活者の視点から見た平成史の変遷」とともに描く。楽曲「糸」に乗せ、壮大な愛の物語が,雄大な北海道をはじめ、東京・沖縄・シンガポールを舞台に映し出されている」
と記されています。
「生活者の視点から見た平成史の変遷」というものが何なのかが全くもって分からないわけですが,せっかくの二人の共演ですので,余計なものは挟まずに純粋な二人のラブストーリーを描いていただきたいものです。
更に,以下のような説明も。
「縦の糸は…,横の糸は…」
という,原曲の歌詞の意味合いを,「何度別れても運命に引き寄せられるように出会い,思いを確かめ合う二人」というような展開で表現するのでしょうか?
時の流れを生かすストーリー展開にも注目ですね!
二人もやる気満々!
もうすでに,主演二人のコメントも掲載されていますね。
図らずも,
「何度もともに闘ってきた」
「過酷な撮影も一緒に乗り越えてきた」
と,互いを戦友のように語っているのが分かります。
これ,恐らくは双方が「溺れるナイフ」をイメージしているのではないかと想像します。
作品をご覧になった方であれば分かるように,激しいストーリー展開,厳しい自然の中での撮影,多様な感情表現を求められる描写等,実に難解な作品でした。
また小松さんは,以前のインタビューの中で,最も大変だった作品を問われ,迷わず「溺れるナイフ」を上げていました。
ひとつの作品を通して思いが重なっている小松さんと菅田さん。
この二人が,大人の恋愛をどのような演じるのか,もう楽しみでしかありません。
公開は2020年ということ。
かなり先の話ですが,もう今から待ちきれない思いです。