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2019Appleはかゆいところに手が届く!⑥〜「PencilKit」で「iPad+ApplePencil」の需要急増の予感〜

「OS+ハード」メーカーAppleだからこそ生きる「PencilKit」の破壊力

 

 WWDC2019以降の「かゆいところに手が届く」機能やサービスについて自由に語る第6弾。
 ここまで,「Sign In with Apple」「コントロールセンター」「iPhoneのバッテリー事情」「Sidecar」「AppleWatch」について書かせていただきました。  

 今回は,「PencilKit」です。

「iPadにおける最高のスタイラスは指である」
と,かのジョブズが述べたのも今は昔…。
 ジョブズが言わんとするスタンスは分かりますが,ApplePencilの思うがまま追従する書き味や低遅延ぶりを体感すると,
「さすがに指ではこうはいかん…」
と,ApplePencilの有能ぶりに舌を巻くばかりです。

 私も昨年末に整備済品「iPadPro10.5インチ」の購入と同時に,旧型ApplePencilを手に入れ,その入力デバイスとしての素晴らしさを体感した一人です。
 私には描画,デザインなどの才能はありませんが,単なるお絵かきデバイスではなく,様々な用途に力を発揮するApplePencil。
 最近では,AirPodsに続いて「さすがApple」とうなった製品の一つです。

 さて,そんなApplePencil。
 無印iPadはもちろん,最新であれば全てのiPadで利用が可能になったこともあり,その有益性を知らしめるスタートラインに立ったと言えます。
 そのタイミングを見計らってか,WWDC2019では,
「サードパーティーアプリでもApple Pencilを活用できるようにする新フレームワークPencilKit
を発表しました。

 これ,破壊力抜群だと考えます!

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たった3行ののコードが魔法をかける…

 ApplePencilの最大の売りは,ユーザーの思い通りに操作できるユーザビリティです。
 特に無印iPad以外に標準で装備される「フルラミネーションディスプレイ」においては,表面のガラスと内部との距離が短いこともあって,「低遅延」の書き味が味わえます。
 また,筆圧感知の具合もなかなかで,曲線の曲がり具合の自然さも相まって,「デジタル臭さ」がをできるだけ消そうとするAppleの腐心ぶりがうかがえます。

 しかし,このApplePencilの恩恵にあずかるためには,当然ながらアプリ側の対応も必要です。
 これまでは,アプリ開発側が,ApplePencilに対応させるための独自エンジンを考案してアプリに組み込む必要がありました。
 素人の私でも,これはなかなか骨の折れる作業だ…と想像できます。

 しかし,Appleがこの度発表した「PencilKit」を使用すれば,なんと
「たった3行のコード」
をプログラムに入力することで,アプリをApplePencil対応に進化されることができるというのです。
 信じられます?

 更に大盤振る舞いなことに,開発者は,豊富なツール(ペン,マーカー,鉛筆,消しゴムなど)が揃ったパレットやキャンバスにもアクセス可能だとか…。

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 まあ,この「3行のコード」が有償なのか無償なのかの記述はありませんので,ひょっとしたらきな臭い大人の事情がからんでいるのかもしれませんが,ユーザーにとっては,アプリの品質向上が期待できる改変なだけに,ありがたいことです。

 

「描く」「塗る」「トレースする」「タップする」…広がる可能性

 ApplePencilは,単なるお絵かきのためのデバイスではなく,様々な用途に使える魔法のデバイスです。

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 ですから,「描く」「書く」「塗る」「トレースする」「移動させる」「タップする」等々,その使用用途は無限大だといえましょう。

 アプリ側としても,お絵かき・デザイン系はもちろんのこと,文書作成・メモ系,写真編集系,ゲーム系と,使用方法の可能性は広がります。
 もしかすると,間もなく「ApplePencil専用ゲーム」などというジャンルが生まれるかもしれません。

 とすると…。
 いよいよ「iPad」と「ApplePencil」がバラバラの存在ではなく,
「iPad+ApplePencil」
がセットとなった需要が生まれるのではないでしょうか?

 最近低迷しているタブレット分野ですが,もしかすると巻き返しの第一歩となるかもしれない,「PencilKit」です!

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