いよいよ取り残された「MacBook」の改訂か?
昨年度来からのMac関連のリニューアルには,結構驚かされいます。
昨年は「MacBookPro13インチモデル」の強化ぶりがその驚きの中心でした。さらには,15インチモデルではiCore9が選択可能になるなど,
「CPUの変化で大きく性能が変化する」
ということを,これまで以上に印象づける結果となりました。特にマルチコアの面で。
更に…。
今年に入ってもiMacの改訂。
CPUのコア数が「4」から「6」になったことで,大幅な性能向上。
次いで…。
MacBookPro15インチモデルでは,ついに「iCore9」「8Core」が標準となって,ベンンチマークのマルチスコアが「30,000」に手が届くほどに急伸しました。
急激に変わる,そんなMacBookの中にあって,忘れられたように置いてきぼりを食らっているのが,「MacBookPro13インチ・TouchBar無しモデル」と「MacBook」です。
特に「MacBook」においては,2年間も放置されたとあって,他のモデルとの性能差があまりにも大きくなっていますね。
そんな中,ついに「MacBookの新型登場か?」という話題が登場しました。
ECCのデータベースに登録 MacBookの改訂は間違いなし!
今回の「新しいMac」,いつものごとくEEC(ヨーロッパ経済委員会)のデータベースに登録された情報が発覚したもののようですね。
その情報がこちら。
「Portable Personal Computer」という記述がありますから,「ノート型のMac」であることが分かります。
さて,ではではMacBookか…ということが当然気になるわけです。
当然第一に浮かんでくるのが「MacBook」ですよね。
2年間改訂が行われていないということは,他のモデルとのバランスにおいても非常に違和感を感じる存在になってしまっています。
まずは間違いなく,来るでしょう。NewMacBook。
ただし,今回のMacBookの改訂においては,少々心配な面もあります。
それは,2018年に改訂された「MacBook Air」との差別化の面です。
この「MacBook Air2018」,私にはどうしようもなく「中途半端」な存在に見えるのです。
そもそもAirが発売される前は,
「10万円を切る廉価版として登場か?」
ということで話題になりました。
しかし蓋を開け見ると最も下のモデルでも「134,800円(税別)」と,ちっとも廉価ではありませんでした。
加えて,CPUが力不足であり,なんとカスタマイズでアップグレードさえできないという閉塞感。
もちろん,「日常の作業では問題ない…」というお決まりの台詞満載のレビューが後追いするのですが,どう考えてもその他のMacの「性能向上ぶり」からすると違和感を感じざるを得ません。
さて,では今回の新型MacBook。
その「性能と価格のバランス」において,どこに着地されるのが正解なのでしょうか?
モバイル性が最大の「MacBook」にあって,Airより性能を下げてくるのか?
しかし,それで今後数年のモデルライフを真っ当できるのか?
Airより性能は上げてくる?
だとすれば価格が跳ね上がるのでは…?
そうなれば,よっぽど「モバイル性」にこだわる層以外にとっては,どう考えても「MacBookPro13インチ」が「買い」になるのではないでしょうか?
こうなると「MacBook」と「MacBookAir」の存在意義に関する「根本」の問題に発展してもおかしくないのでは…と考えます。
やっぱり,「Air」を「99,800円〜」で頑張るべきだったんですよ。Appleは…。
でなければ,もう少しAirの性能を上げるとか…。
「16インチ MacBookPro」登場の目は?
さて,個人的に気になることがもうひとつ…。
それは,以前から噂になっていた「16インチMacBookPro」です。
というのも,今回データベースに登録されたモデルナンバーが7種類あるわけで,それら全てが「MacBook」とは考えづらい面があるからです。
だとすれば,この時期に噂の新機種を投入…ということがないとは言い切れません。
5月に「MacBookPro152019」を購入したばかりの私にとっての最悪の展開は,半年あまりで「新型MacBook」が登場してしまうこと。
…でも,さすがにそれはないと考えます。
以前の「購入記」でも書きましたが,さすがにそれはユーザーへの裏切りかと。
そこで考えました。
もし「16インチ」が出るとすれば,MacBook版「Mac Pro」のような,超プレミアムモデルになるのではないかと…。
16インチがこれまでの15インチに置き換えられるのではなく,Mac Proと新純正モニタとの組み合わせのように,「独立した超プレミアモデル」として「新設」されるのであれば,この時期の「新規投入」という面でも,「Macの体系づくり」という面でも,全くもって納得できます。
さてさて,実際はどうなるか…。
秋には答え合わせができそうですね。