Twitterが語る「Mac版Twitterアプリ」への思い
先日のWWDC2019では,iOSアプリをMacでも動作可能にするという,コードネーム「Marzipan」の本格稼働が大きな話題となりました。
コードネームMarzipanは「Project Catalyst」という実名を受け,今後動き出すことになります。
そのMarzipan化への具体的な動きとして,インパクトを与えたのは,「Mac版Twitterアプリ」の復活でした。
この度,Twitter側が,公式ブログ内で「Mac版Twitterアプリ」についての思いを詳細に吐露しています。
「破談」の原因はモバイル特化したいTwitter側の苦渋の選択
個人的にはMac版Twitterアプリがなくなったことに関してはあまり詳しくありません。調べてみますと,2018年3月のことのようで,思っていたより最近の出来事なのですね。
その当時はSNSにも現在ほど興味が無かったからかもしれませんし,MacでのTwitter利用を現在ほどしていなかったからかもしれません。
現在は,Macでの利用の場合,Web上からの利用をしておりまして一応は作業がこなせている状況です。しかし,
「これがアプリになると,どんなメリットがあるの?」
という,非常に低レベルな疑問をもっているほどの知識しかありません。ごめんなさい。
Twitter側の言葉から色々と探ってみると…。
Mac版アプリを削除した理由は,
「よりモバイルに特化したいTwitter側としては,Mac版のアプリとの二刀流でのアプリ意地を困難だと捉えた」
ということのようです。
しかし,他の記事には,そもそもMac版Twitterアプリがアップデートされることなく数年間放置されていたことや,将来的にiOSとMacOSとのアプリ共有があると見越して一足早くMac版の開発を打ち切ったと見る向きもあるということがなどが書かれています。
まあ,どうでもいいです。
今となっては…。
Twitterは前振り。今後のMarzipan化が非常に楽しみ!
Twitterのブログによると,新MacOS版のTwitterアプリは,現行の「iPad版Twitterアプリ」がベースになるそうです。
このiPad版に「Project Catalyst」によって書き換えを加え,新生「Twitter for Mac」が生まれる模様。
Mac版の新機能として,
・動的コンテンツを含むサイズ変更可能なウインドウ
・マルチウインドウサポート
・ネイティブ通知
・ドラッグ&ドロップ
・キーボードサポート
などの実装を考えているようで,モバイル版では構築できなかった新しい機能がいくつか追加される可能性もある…としています。
そして…。
Appleとすれば,このMac版Twitterアプリは「前振り」に過ぎないとアピールしていきたいことでしょう。
「Project Catalyst」によって,
「モバイル以上の機能が追加されて,Macでしか楽しめない付加価値が生じる」
という実例を,いくつも作り上げていきたいところでしょう。
今回のTwitterのブログを見ると,我々が考えているよりも楽にできるのではないか…という楽観的な気分にもなったりします。
この秋以降,どのようなアプリが誕生するのか,もはや楽しみ以外の何ものでもありません!