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それでもiPhoneのノッチは残る理由〜OPPOがフロントカメラをディスプレイ下に埋め込む技術を発表も…〜

OPPOがフロントカメラ埋め込みのディスプレイを発表!

 iPhoneXでノッチが初めて搭載されてからまだ2年が経過していませんが,もうすでに「ノッチ=時代遅れ」という認識が支配的なのではないでしょうか?  

 iPhoneが相変わらず大きいノッチを残している間に,Android勢はノッチ形状を工夫したり,パンチホール式のノッチなどで面積を縮小しようとする動きが盛んで,この部分についてはかなり先を走っている印象を受けます。

 そんな中,中国のメーカーOPPOが,「フロントカメラを完全にディスプレイ下に埋め込む」技術を発表したそうです。

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「透過率」が非常に高い素材のディスプレイ…対してiPhoneは?

 上海で開幕した次世代技術の展示会「MWC上海」でOPPOが発表したのは,スマートフォンのディスプレイ下に自撮りカメラを埋め込む
「Under-Screen Camera (USC)」
という技術です。

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 OPPOによれば,自撮りカメラが埋め込まれた部分のディスプレイには,透過率が非常に高い,特殊な画素構造の素材が用いられているとのこと。
 ディスプレイという「膜」を,光が透過する素材にすることで,夢の機能を実現させたということですね。

 「表面上の変化」ということでいえば,相当の「変革」といえる今回の技術である訳ですが,気になるのはその「カメラ性能」と「Apple側の対応」です。

 OPPOは,
「画面下に埋め込んだカメラの画質を下げないために,かすみやグレアを防ぎ,カラーバランスを調整可能なソフトウェア・アルゴリズムを開発,売れ筋スマホの自撮りカメラと比べても遜色ない写真や動画が撮影できるようにした」
と主張しているようですが,恐らくそれは,
「普及価格帯の低価格スマホと同レベル」
という意味でしょう。

 「性能を下げてまでノッチをなくす」
という後ろ向きの考えは恐らくAppleにはまったくないでしょう。
 9to5Macでは,あえて「ノッチレスiPhoneはまだ先の話だ…」というタイトルの記事をこのOPPOの話題にかぶせてきています。

 そう,Appleは別にノッチがあることを気にもとめていないようなのです。

 

あくまでも「Face IDありき」の考え方

 先日,Ben Geskin氏が「2020iPhone」のコンセプト画像を発表したことを受けて記事を書きました。

 この話題以前に発覚していた,
「2019iPhoneでのノッチ縮小がない!」
ということも驚きでしたが,
「2020年になってもノッチが残る」
ということについても,「マジか!」という軽い衝撃を感じました。

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 しかし,前掲の9to5Macの記事と,Ben Geskin氏の記事を受けての私の予測は重なりました。
 それは,
「AppleはFace IDを最優先で考えている」
ということ。

 つまり,2020年までを見越したとき,Appleとしては「ノッチレス」では十分なFace IDでの認証性能を保証できないと考えたということです。
 「ノッチあり」でなければAppleが求めるセキュリティを保証できないのであれば,より性能が劣ることは明確な「ディスプレイ埋め込みのフロントカメラ」では言わずもがなです。
 恐らく初めから2020年までの「ノッチレス化」は頭になかったのでしょう。

 前記事にも書きましたが,私はこのAppleのこだわりを支持します。
「ノッチを初めて開発したアップルが,実はノッチという形状をそれほど重要視していなかった」
なんて,実に愉快だと感じます。

 そんなに「完全ノッチレス」がいいですかね…?
 私はノッチに特別マイナスの感情ないのですが…。

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